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お墓(納骨)について少し悩んでいます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

実は先に妻が気を使って相談をさせていただいた案件についてなので
内容がかぶってしまいますが、相談させていただきたいです。

30年ほど前、父は弟(叔父)と姉(伯母)の3人出資で祖父母の墓を立てました。
その後叔父はその墓に入りたいと親戚が集まる度に父や私(長男)にお願いを
してきましたので、父は断らず了解しておりました。その叔父が数年前に病気で
なくなり、その墓に入ることになりました。今年叔父の息子と法事の際話す機会があり、叔父の納骨時に叔父がかわいがっていた犬の遺骨も一緒に納骨して
いたことを聞かされました。私の父はその時不在でしたので、母と私だけが
その事実を知ることになり、母はショックを受けたようで「父にこんな事
絶対に話せない」と言っています。
叔父の妻が病気で叔父より先に亡くなって既に墓に入っており、その時も母は
叔父の妻が墓に入ることを(事情で)あまり快く思っていなかった事もあり
今回の犬の遺骨も入ってしまっていた事がショックだったようです。
母はお墓で祖父母が嫌がっているのではないか、こんな事になって
祖父母に申し訳ない、もう墓には入りたくないとまで言い出しています。

私としては、納骨してしまっている犬の遺骨を出すわけにもいかない
でしょうし、なんとか母が安心できるように上手く話して上げたいと
思っています。つまり、遺骨は入ってしまいましたが、魂は別のところに
いるよ、的な。両親は安心して墓に入ってほしいと思いますので、
どのように母に言い聞かせればいいのか、アドバイスをよろしく
お願いいたします。

2023年3月15日 17:51

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

既に答えは出ています。

あなたが、最後にお書きになった魂は別のところにいるが正解です。
私たちは亡くなればお浄土(キリスト教では天国)に行きます。お骨は何かと言えばその人の「形見」です。
ですからお墓にその人はいません。何年か前に千の風という歌が流行りましたよね。
その歌詞には「私のお墓の前で泣かないでください、私はそこには居ません」というものでした。これは正解なのですが、この歌のおかげで墓参りする人が激減したとか。しかし、そこに居なくても墓参り意味があります。墓参りすると亡き人は私の墓参りに来たくれてありがとうと、ちゃんと感謝してくれるからです。

そう言う訳で別にペットが一緒に入っていても何も問題はないと思います。
また、ペットを飼っている人からすればペットも家族なのです。叔父様が可愛がっていたペットを一緒にしてあげることは弟さんからすれば叔父様が寂しくないようにとのお気持ちなのではないでしょうか。  
そこは大きな心で見てあげればよろしいと思います。合掌

2023年3月15日 21:55
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。母はお墓に入るというのが「そこにいる」ようなイメージで考えているような気がします。おっしゃる通りお墓にとどまっているのではなく別のところにいる、お墓はお参りをするための場所であること、死んだ犬の魂もきっと叔父のもとへ行っている、など、ゆっくりと話しながら安心させてあげられたらと思います。ありがとうございました。

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