優しさを持つこと
最近というか、以前から考えてしまう事なのですが、人の気持ちに敏感であったり、優しかったりは結局は損をしてしまうのではないかという事です。
相手の気持ちに配慮するが故に人から攻撃されたり、下に見られたり、反撃しなかったり我慢したり。そして深く悩んだり傷ついたり。
本当に強くて優しい人もいるのだと思いますが、そこまでの器ではないという事なのでしょうか。
鈍感力などとよく言いますが、生まれ持った性格や環境で深く考えずに自分を責めたりせずに済んでいる人の方が生き易く、何かあっても切り替えが早かったり自信を持っていたりで羨ましく感じてしまいます。ならばそんな人になったらと努力しますが、生まれ持った性格や環境の影響が大きいのではないか等と考えてしまいます。
もちろん、それだけのせいにしてはいけないと思いますし、自分を前に進ませるのは自分以外にはないと分かってはいるのですが。
以前に会社でパワハラを受けて退職せざるを得ない状況になり、そこから前に進む事に対してより慎重になってしまい、ついつい考えてしまっていました。
最近ちょっとした不注意からケガをしてしまう事があったのですが、それさえも自分が人に対して悪意を持っていたからではないかなどと暗示にかかった様に考えてしまったり、もちろん無関係だと分かっているのですが。
自分が意地悪をされたのに悪意や恨みを持ってしまう事は当然なのに、それさえも悪く思ってしまう自分の気の弱さになんだかなあと、もやもやしてしまいます。
普通に生活をしていて家族や身近な人にはなかなか話せない奥深くにある感情でもあります。
人生は人と比べての損得ではないのだとは思いますし、それぞれ違う物を持った人で成り立つ世の中なのであろうとは思っています。
自分の様に見た目には分からなくても生きづらさを抱えている人は本当に沢山いると思いますが、どうしたら少しでも生き易くなったり自分らしく生きられるのか遅ればせながら勉強していきたいです。御知恵を持った方々のお話を伺ったりして少しでも自分の気持ちをを良い方へ広げていけたらと思います。
曖昧で稚拙な質問ですみません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心を感じること
とまと 様 相談ありがとうございます。
パワハラからトラウマになっている状態かなと推測します。
トラウマになるほどの受けた影響から、脅威をいつも感じる状態にスイッチが入っているといえます。その状態は、傷ついた自分を悪いと思うようになります。
気が弱いとか、自己嫌悪に陥ったりします。
トラウマになる出来事に、あなたは悪くないし、あなたに責任はないし、あなたのせいではありません。まずは何度もそう思ってください。
そして、自分自身に思いやりや優しを向けて自分を癒してください。心を沈静化(落ち着き安らぎことを)し、リラックスすることで、自己嫌悪への耐性が出来てくるかなと思います。
そして、あなたにとって、最も優しかった人、心がけてくれた人、大親友とか恩師とかが傍にいたとしたら、今のあなたにどんな優しい言葉をかけて、包み込むようにあなたを癒し、あなたを穏やかにして、あなたを安心させて、そして強さと勇気を持たせてくれるでしょうか。そんなイメージをリラックスの中でしてみてください。
生きていくうえで、苦しいとか辛いとかは必ずあります。でもそのたびに、心の安らぎ、安心や安全を感じることで、やがて立ち直れると思います。
立ち直るときにトラウマの体験の解釈が自分を責めない(あの時はそう思うしかなかったんだ、今の自分は大丈夫というような)解釈に変わっていきます。そして
辛い体験は、だんだん話しても大丈夫になるし、恥をさらしても、自分の心の糧になるようになります。
自分の心の中にあるそんな強さを信じてみてください。
参考にしてください。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。そうですね、セルフコンパッションを回答にいれています。詳細は字数制限でのべられませんが、自分を責めない・癒す・安心安全を感じる。そして優しさ・思いやり・慈悲の心を育み、強い自分と勇気が発揮できて、苦しく辛いことでも粘り強く対処していけるようになっていくというスタイルです。大雑把な説明ですが、興味があればお問い合わせください。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
お忙しい中、早々にご回答を頂き、ありがとうございます。
私の文章が上手くまとまっていないのに、気持ちを色々ご理解頂いて、嬉しく思いました。改めて、ここで救われている方が沢山いるのだろうなと思いました。これがセルフコンパッションなのでしょうか。自分で自分を癒すなんて難しそうだなあと思っていたのですが、ご縁があってご回答頂きましたので、何回も読んで実践してみたいと思います。自分の強さを信じるという事も今の私にはなかったので、心に残りました。又分からない事などありましたら、伺いたいと思います。ありがとうございました。