hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

お金にだらしない兄のことで相談させてください。

回答数回答 3
有り難し有り難し 41

お金にだらしない兄のことで相談させてください。

兄は子供がひとりいるのですが、離婚して実家に一人で住んでいます。
私たちの両親はなくなっています。
兄は仕事はしていますが、40過ぎてお金には非常にだらしないのが悩みです。
しかも口数が少なくおとなしく、話をしないため、何を考えているか分からない人間でもあります。

何年も前から借金があるようなのですが、なぜそのような借金があるのか、
借りるのであればどういう返済予定なのかを説明もせず、私に金の無心をしてきます。

兄の子供、私にとっての姪を思うと黙っていられなくて
私の方から貸すそぶりをみせてしまうことも多々あったのですが、
私の好意もわかってもらえず、
しばらくは毎月決まった日にちに入金があったのですが、
ぱったりと入金が途絶えてメールしても返信すらありません。

自殺でもしているんじゃないかと思って
近くに住んでいる親戚に見に行ってもらったりすると、
ただたんにお金がなかったとか言うだけ。謝りもしません。

私はかなり離れたところにすんでいるため、簡単には行くこともできません。
総額で500万円くらい貸しています。
以前は私も仕事をしていてお金があったのでそういうこともできましたが、
今は専業主婦のため、これ以上は無理です。
それにもうこういうことにうんざりです。

法的には縁を切るのはできないのはわかっているので疎遠になるのが一番なんでしょうが、
実の兄妹という事実と、私の姪のことを思うと薄情に思って辛い気持ちになってしまいます。

ただ、精神的にもまいってしまうので、そうも言っていられないところもあります。
主人には話していません。
私は私の主人と子供との幸せな生活を守って行きたいです。

良き言葉を頂けますと幸いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

放任 過保護 過干渉

この三つは子育てにおいてペケとされる親の在り方です。
これを兄弟間において上手に活用すると良いでしょう。
これを上手に使う事で、
放任は見守る事にもなり、
過保護は良きケアになり、
過干渉は良きアドバイスにもなります。
でも、やはり「今の結果」がどうであったか、が重要です。
接し方(働きかけ&受け止め)がマイナス態度、ネガティブ態度ですと、プラスの愛情でも相手にはマイナスに映ります。
私のアドバイスも、毎回相手の方の為を想ってやっているつもりですが、受け取る人がネガティブ・スタンスでキャッチされてしまうと、せっかくのアドバイスでも好意的に受け止めて頂けるとは限りません。(^<^)
愛情のつもりで接してきたつもりでも、相手を堕落させてしまっては、愛のつもりでも損ねてしまうことになります。
大切なのは、状況判断ではなく、コミュニケーションをきっちり・しっかりと取った上での判断であると思います。表面的なコミュニケーションはきれいごとしか言いません。ただ単に「金が無い」という状況だけでホイホイお金を渡せば兄弟の義理は果たしている感じはあるでしょうが、結果的に今の現実を招いたわけです。
まずは家族観、兄弟間での精神的独立です。こちら側としてはあまり過干渉にならないことです。見守るのも愛、放っておくのも愛、成長を期するのも愛。それを伝えられる機会があるならば「これはあなたには冷たく感じるかもしれないけれどわたしなりの愛情である」と意思の表明だけはきちんとした方が良いと思います。
結論:
①お兄さんはお兄さんの人生。その人生の総責任は本人です。お金や忠告よりも兄弟の愛情表現を。
②あなたは具体的に何をしたいのか、何がどうなればよいのかを問い、煮つめる。
A→お金が戻ってきてほしい→今は無理。
B→兄にまともになってほしい→今は無理。発展途上。
C→連絡が取れない→リサーチが必要。
D→会話がない→あなた自身も身構えている。
E→私はどうすればいいだろうか→相手の問題は相手の問題。本人は気にしていない。それを問題にしているのがあなた様であることに気づく。(^<^)気持ちが楽になる事を祈ります。

{{count}}
有り難し
おきもち

お金の貸し借りはしないこと

 ワシは身内であってもお金の貸し借りはしないように父親からきつく言われました。その代り、今手元にある財布の中の現金をすべてあげてその人とは2度と関わるなと言えと言われてきました。
 お金は自分だけの問題ではありません。時には人間関係、身内、親族、友人だけでなく国家までも巻き込みます。大きな問題になる前にご主人とも事情を話し、法的処置でもとって、白黒とれるような判断に踏み切るしかありません。500万円もの大金は自分の貯金だけでなく家計から削ったこともあるでしょう。決してご主人と関係ないとは言い切れません。他からばれるよりは自分で話した方が良いです。これからも子供の教育資金も入用の事も多いと思いますので、縁を切る覚悟で臨んでください。姪御さんが本当に心配なら自分が預かるのも1つの方法です。嫌なら冷たい判断をするしかありません。借金だけは宗門の祖師方もするなといってきた問題です。今更、兄の性格は医療以外直す道はありません。これ以上借金が膨らむ前に、催促される前にご決断をお願いします。

{{count}}
有り難し
おきもち

あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
このお坊さんを応援する

兄弟姉妹間での借金問題

だいやny様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

借金の問題につきましては、これまで下記の各問いにて扱わせて頂いて参りました。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/借金

また兄弟姉妹間でのこととなりましたら、下記のご質問にてお答えをさせて頂いております。

問い「兄との関係」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002838257.html

「・・お互いが憎しみ合う者同士とならないためにも、この機会にしっかりと第三者や保証人も交えた上にて、互いに話し合いを行うことにして、双方の家庭事情や生活状況、収支状況などを忌憚無く明らかにした上にて、余裕が無ければ、これ以上は貸せないことをお兄様に明確に伝えること、これまでの債務についてもどのように扱うべきであるのかについて、ある程度の決着を付けること、また、例えばお兄様の家庭がやむを得ない事情にて困窮しており公的機関の支援を受けれるならばそのように申請していくことなど、互いが納得のいく形にてこれからも関係が続けられるようになさられるのが良いのではないかとは存じております。・・」

ここはもはやご主人様にも正直に話されて、その上で、善後策を図られるのが良いのではないかと存じます。

まずはこれ以上貸すことはせずに、お兄様のだいやny様以外の借金に関しての債務整理と併せて、だいやny様がお貸ししているお金の返済へと向けた話し合いが必要かと存じております。そして、必ず第三者を入れることで、お互いに冷静に話し合いを進められるようにすべきであるかと存じます。もちろん、最も良いのは弁護士や司法書士、あるいは行政書士を介して、法的な効力も有する証文をきっちりと残してやりとりしていくのが良いのではないかと存じます。

ただ、先ではお兄様の自己破産や生活保護申請等、行政による保護手続きも必要になるかもしれませんが、姪御さんのこれからの将来のためにも、ここで曖昧なままとせずに、きっちりとお兄様の更生・再生へと向けて、世帯主・養育者としての自覚と責任を持たせることも含めて、しっかりと手を打つのが得策ではないかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ