どう生きていけば良いか分かりません
就職活動中の大学4年生です。
先日第1志望の企業に落ちてしまい、思いのほかショックが大きく、まだ他の企業の選考も残っているにも関わらず、やる気が全く起きません。
また毎日母親から整形を勧められています。今度、美容外科で矯正の手術をするのですが、母が「一緒に他の部位も治してもらえないか」と担当の先生に整形について聞いているのを見ました。
私は就活も上手くいかないし、顔もダメで、加えてスタイルも頭も悪いです。(最後のはよく母に言われることです)
よく相談に乗る友人や後輩からは優しいと言われますが、「優しさ」はこれから社会人として生きていく上で武器にはならないと思っています。
自分自身何もかもダメで、親からも否定されて、実際上手くいかないことばかりで、どう生きていったら良いのか分かりません。どうしたら、上手く生きれるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
煩悩に気をつける
私達には、欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩があります。
煩悩は悩み苦しみや失敗の原因になります。
だから、上手く生きるためには、自分の煩悩に気をつけ、煩悩に素早く気付くことが役立つでしょう。
毎日、「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩。煩悩は悩み苦しみの原因」と念じるようにしましょう。
あと、優しさ、慈悲は素晴らしい人徳です。
誰にでも煩悩があるからお互い様だと、
他人の煩悩は大目に見てあげて憎まず許してあげる、そんな慈悲も大切になさってください。
現状、あなたは大学に入学でき、卒業間近。
大学に入れない人も世の中にはたくさんいますから、あなたは充分上手く生きている方だと思います。
自分への怒り、自分の欠点への怒りも煩悩ですからストレスの要因になります。
今できることをできる範囲でやれば合格人生だと思いましょう。
煩悩による妄想雑念(余計な悩み)が減ると、本当に必要な思考のために使える時間が増えますから、上手く生きることにつながるでしょう。
なお、美容整形は、メリット・デメリットをあなた自身がしっかり調べてから判断しましょう。
また、お母さんにはお母さんの欲・怒り・怠け・プライドがあり、親も煩悩のために間違いを犯す場合がありますから、お母さんの言うことを鵜呑みにしないように、あなた自身の頭で判断しましょう。
(親の知識は借りて利用してよい。)
「優しさ」はぶきになる
meg 様 相談ありがとうございます。
就活、第一希望がダメだったことはショックですね。落胆されているかと思います。自分の希望と会社との相性もありますので、あまり悲観的に思わない方が良いと思います。
そして、まだ次に立ち向かっていく気になれないとのことですが、
投稿内容から、
あなたの自分らしさは?自分の軸となるものは?
を少々はっきりさせることが大事かなと思いました。
お母様の勧めや助言ではなく、あなた自身がどう思って、どう行動するのか?
に重点を置いてみましょう。
そして
「優しさ」と「甘やかし」は違います。
「優しさ」は武器にもなりますし自分を守ることにも役に立ちますが
「甘やかし」は武器にもならず、自分を守りません。
「優しさ」を発揮しようとしたら、そこには自分の意志で自分にも他人にも思いやりや優しさを向けようとする勇気や強い気持ちが必要です。
電車やバスで周りを気にせず他人に席を譲るとしたら、そこにはささやかでも勇気が働いているのです。
このときもし「甘やかし」なら自分に甘く席を譲らないでしょう。
あなたは、友達から「優しい」と言われるなら、それを武器にすればいいのです。
素直に思いやりや優しさを発揮して、取柄にしてください。強い気持ちで他人には寛容にして、少々辛いことでも「優しさ」を発揮するために耐え、笑顔をたやさないようにしていれば、自分らしさも出てきて、就活の方も良い流れになるんじゃないかなと思います。
参考にしてください。