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両親との付き合い方に困っています

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有り難し有り難し 23

 恥ずかしながら昨年、新卒で入社した会社を鬱によって九月からの休職期間を含め、先日丸一年のタイミングに辞めてしまいました。
 親元からどうしても離れたかったこともあり、地元の隣県に就職して一人暮らしでした。

 県外に就職した理由として、両親への不信感にあります。
 昔から父は不機嫌になると物に当たる人間でした。
 幼い頃、課題の絵を描いていたら、父に構図から下書きまで全てを指定されました。私は自分の思った通りに描きたいと伝えると、突然怒り出し目の前で筆記具を全て折り捨てられました。また、弟もパジャマを引き裂かれたり、ハサミが飛んできて足の親指の爪が割れたり、といったことなどもありました。
 最近は父も歳をとり、多少丸くなったと思ってはいますが、それでも変わりません。
 不機嫌な父親がものにあたり尽くしどこかへ外出すると、母親はいつも謝ってきましたが、父親の不機嫌に巻き込まれ、私や弟が怪我をした時、一切の病院へ連れて行くことはありませんでした。
 最近療養中のため自宅にいる期間、延々と父親の愚痴や悪口を聞かされ、共感しないと不機嫌になり口を聞いてくれなくなり、無視され続けます。
 こういったことにより、人の顔色を伺ったり、反対に急に距離感を詰め過ぎてしまうようになり人付き合いの正解がわからなかったのが原因なのでしょうか。小中高といじめられていた経験もあり、友達もいません。もうなにをどこからやり直して何を見つめ直すべきかわかりません。

 仕事において人付き合いをしなければならない時や他人と話す時に顔色を伺いすぎてしまい、何を喋っているか覚えていないほど緊張してしまい頭が真っ白になってしまいます。
 普段はとても優しい両親なので、こんなことを日々考えてはバチが当たるんじゃないかと悩んでしまいます。
 療養期間中、ご飯を作ってくれたり洗濯してくれたりなど、本当に助けられたのも確かなのです。

 トラウマが多く、特に仕事で必要とされる基本的な能力であるはずのコミュニケーションが取れないことを就職をきっかけに身をもって実感してしまい、今後社会に復帰できるかどうかへの恐怖もあります。

 前置きが長くなり申し訳ありません。「私は両親とどう向き合えば良いか」「過去のトラウマから脱却するにはどうしたらよいか」、今後人生においてしたことが良いことをご教授いただければ幸いです。

2023年6月12日 23:43

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

これがしたい、こう考える、こう言いたい、を少しずつ実行

あなたが育ってこられた環境が、今に影響を与えているのは確かかもしれないねぇ。
大人がキレたら、怖いものね。目の前で物を壊されたり、物が飛んでくるなんて、恐怖でしかないわ。怪我までしているのだから、親とはいえ容赦ない。そうなれば、自分を守るために、親の顔色を伺い、親の言うように生きることが、正しい選択だったのよね。

よく耐えてきたわね。そりゃ、優しいこともあるでしょう。それでも、親が子どもに恐怖を与えることは、虐待なのよ。

親から離れて自立出来たことは、よかったわ。あなたのしたいように暮らすことで、私はこれがしたかった、こう思う、こう考える、こう言いたい、ってことを少しずつ実行していきましょう。

仕事ではコミュ力も必要かもしれませんが、仕事内容に関すること(挨拶、聞く、確認、お礼、お詫び)が主です。あとは、相手に合わせて、そうですね〜と相槌を。少しずつ重ねていけばいいからね。あまり自分にプレッシャーをかけなくていいのよ。

働く環境にもよると思います。気にかけてくれる人がいたり、優しく声かけをしてくれる人がいたら、打ち解けていけるのだけれどね。

トラウマもいろいろあるみたいですね。言いにくいこともあるだろうけれど、またハスノハに相談くださいね。一つ一つ、きっと越えていけるわ。悩むなら一緒に考えていきましょう。

2023年6月13日 2:25
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

お答えいただいたことを何度も読み返し、涙が止まりません。

実はhasunohaさんに質問させていただいたあと、本当は、あの時こう思っていたんだよ、と両親に幼い頃の気持ちや考えていたこと感じたことを伝えました。やはり、と言うべきかはわかりませんが翌日から母は不機嫌になり、父は何も言いませんがイライラし物に当たるようになってしまいました。
なんだか虚しくて、それでもどこか両親に期待していた自分がバカらしいとさえ思ってしまいました。
両親には生活や学習環境、果ては短い期間ではありますが一人暮らしの何から何まで整えてもらったのに…と罪悪感に押しつぶされそうになり、よくないことまで考えたりしてしまっていました。

したいこと、考えること、こう言いたい。今まで考えたことすらなく、親の言うこと全てに同意して生きていたことに、初めて気づかされました。

今は仕事を辞め、実家に帰ってきていますが再就職のうえ一人暮らしを再開できたらなと思っています。
ですので、今はしっかりと治してとにかく一人立ちできるように体制を整えて再チャレンジしてみたいと思います。

したいこと、考えること、こう言いたい。
今までやってきたことはありませんが、一人の人間として考え、さまざまなことに意見を持って取り組んでいけたらなと思います。
本当にありがとうございました。

お返事が遅れてしまい、また、支離滅裂な文章で申し訳ありません。
またhasunohaさんにご相談させていただけたらと思います。

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