院内得度しましたが、お寺に行きたくない
回答 1
有り難し 14ご縁あってあるお寺に通うようになりました。元々神仏様はとても好きで、興味がありました。お経とか読めたらご先祖供養が出来て素敵だなーと思ってました。御住職の法話や説法がよくて1年くらい通ったある時、院内得度の話しがでました。しかし自分は自営業を営んでおりますし、お坊さんになるつもりはなかったのですが、『得度をすると先祖供養にもなるし、たまにお寺に来てお手伝いをしてくれるだけでいいから』と言われ、院内得度をしました。しかし、得度して早々直ぐに叱られたり、月の10日くらいはお寺に行かなくては行けなくなり、自営業の方に影響が出るようになり、気持ちがモヤモヤ、うつうつするようになってしまいましま。でも、得度をやめた人の末路は最悪だと言われたり、神仏を怒らせる事になると言われ怖くて辞めるなんてとても言えない状況です。本山得度は考えておりません。自分は自営業の仕事が好きだし、仕事をもっとやりたいのですが、半ば脅されてる感じです。自分以外にも数人仲間がおりますが、皆、こんな筈じゃなかったと落胆してる始末です。少し福住職（奥さん）の気に触ると集中攻撃されて皆泣かされております。だから仲間は皆、副住職の目を気にしながらオドオドするばかりで、何のためにやってるのかわかりません。お二人が旅行などでお寺を空ける時は仕事が休みの人にお寺のお留守をしないとなりません（皆仕事をもっております）。当然のことながら日当などは出ません。副住職曰く、『お寺でお手伝いが出来るんだから徳の貯金が出来る有り難い事です』と言われます。
最近は家族から呆れられて行かないでくれと言われます。もう辞めたいです。でも辞めたら祟られそうで怖いです。
すぐにクヨクヨして落ち込んで悶々としてしまう時があり、自分でも疲れてしまいます。
お坊さんからの回答 1件
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洗脳された奴隷たち
国王に、国を治めることはどれだけ徳があるかと、上手に言いくるめられた。あなたたちにもその徳を得る仕事をさせてあげよう、などと言われて、大臣の免許をもらって、王宮への出入りを許された。
そこまではいいのですが、その王宮では、特別な仕事を任されるのでもなく、国を治めるに必要なことを学ばせてくれるのでもなく、ただ、王宮の下働きを無償でさせられるだけだった。
こういう昔話を思い出させるような出来事ですね。
王宮でやるべき仕事に必要なこと（国を治める方法や、他国との外交、さらに、外交に失敗した時の戦闘術など）を教えてもらえないまま、実務にもつけないまま、王宮で無償労働するのはいいのですが、肝心の王様やお后様が外遊したりして、その間に外国から攻め込まれても、国王も助けてくれないし、大臣ならぬ無償奉仕の奴隷たちも役に立たないか逃げ出すかして、その国はすぐに滅びます。
国王は偉大なり、とか、国への奉仕は功徳になる、とか、国王が言ってもいいのですが、自分がやらなくて他人にじつは無償奉仕させているだけなのは、国王本人に騙す気持ちがなくても、国王が作っている悪業が相当ひどいと思います。
善業（功徳）も悪業も、言葉や体に出る前の心で作り、言葉や体でおこなって、心に刻み込まれます。周りに負担なく、自分も心が納得して楽しくやっていれば、大きな善業になります。しかし、いやいや、しかも周りにも自分にも負担をかけながらやっていては、かえって悪業になりかねません。
洗脳する人は巧みに言葉を操り、しかし行動は結局めちゃくちゃです。それは本人の業です。洗脳される人は、自分の行いや心、周りの負担、自分をコントロールしている人の言動などを自分でしっかり見極めて、自分で洗脳から離れなければいけません。他者から、あるいは神仏から祟りがあるかもしれないから怖いと思ってしまうのも、洗脳されているだけです。
業は自業自得だけです。他者に影響するように見えるのは、影響される本人の業です。
運転免許は日本国が保証しますが、ほっとけば失効で終わり。宗教は各自の意識のもので、本山の得度であっても社会的意義は御朱印程度です。各寺の「その寺得度」に何か意味があるとはとても思えません。放置して大丈夫です。触らぬ神に祟りなし。
質問者からのお礼
とても分かりやすい文章で、ハッとさせられました。自分は初めて洗脳されてるのだと気が付きました。本当に怖い事だと思いました。お寺のお坊さん、ましてや聖職者がまさかと思って信じ止みませんでした。
仲間も気の毒でなりません。先ずは自分から離れる事にします。 もう一つ質問ですが、得度したら除籍してもらえるのか？それとも得度したままなのでしょうか？得度の部分が引っかかっております。
藤本晃様
とても分かりやすい回答ありがとうございました。実はお寺の方とお話しさせていただいた所、謝罪していただきましたが、とても戻る気にはなれず、世の中神社仏閣は沢山あるのでご縁を頂ける場所に赴こうと思っております。先のお寺にはとても感謝しております。どうか幸せになって欲しいと思っております。またそうお願い致しました。そして私も家族も幸せになります。触らぬ神に祟りなし。ですね、ありがとうございます。
