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住職さんが怖かった

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有り難し有り難し 29

生前沢山可愛がっていただいた親戚のおじいちゃんが亡くなり、葬儀に参列して来ました。その時の住職さんが怖かったので、相談させてください。

先日、親戚のおじいちゃんが亡くなったと連絡が入り、ショックでした。
お葬式の時にきちんとお別れしよう。と思い、お寺に向かいました。
お寺に付き、葬儀が始まりました。住職さんは真っ赤な服を着てだるそうに部屋に入ってきました。服が真っ赤だった事も驚きですが、あまりにもだるそうでしたので、「お疲れなのかな…?」と思いました。
住職さんは部屋に入り、遺族や参列者にお辞儀もお話もなく、一直線でお焼香台へ行き、お焼香をし、そのまま葬儀が始まってしまいました。普段お世話になっているお寺では、葬儀が始まる前に住職さんから一言挨拶が必ずあったので驚きました。
その後、滞りなく葬儀は進み、住職さんから「お焼香。」と一言あり、遺族の方がお焼香台へ向かいました。コロナ禍でお焼香は遺族だけに絞るお寺もあると聞いていたので、私達は行っていいんだろうかと他の参列者の方とソワソワしていました。そしたら住職さんがお経を読むのをやめ、「何してるんですか?続いてください。」と怒ったように発言し、怖かったです。
その後、何とかみんなお焼香を済ませ、住職さんから「これで葬儀は終わりです」などの言葉はなく。黙って座った状態で恐らく葬儀が終わりました。喪主が え? という風にキョロキョロしてると、住職さんが「ご挨拶。あるならしたら。やるなら今やって。今しか時間ないよ。」ときつくいいました。喪主が「孫から祖父に向けた挨拶もあるのですが…」と伝えると「は?なに?」とすごく大きな声で聞き返し、喪主の人がもう一度伝えると「それ必要?」とバッサリ…
結局お孫さんからの挨拶はなく、喪主が手短にご挨拶をして終わりました。喪主がお話している時、住職さんはいそいそと片付けをしていました。
その後、四十九日法要も続けてやったのですが、その時の住職さんの服装もミントグリーンのすごく派手なものを身に付けていました。

お疲れだったのかもしれません。でも、最後のおじいちゃんとのお別れが台無しにされたようですごく悲しかったです。
このような方が住職でいいのでしょうか?
また、法要の際に住職さんが派手なお色の服を着ていいのか。法要ごとに服を変える決まりがあるのか。気になったので教えて頂きたいです。

2023年11月12日 21:28

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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非常に失礼な態度であったことが、残念でなりません。

本当ですよね…。
お葬儀は、ご遺族や知人の方々にとって大切な時間であり、仏法を聴聞する機縁です。それなのに住職が、その時間を大切に取り次ぐこともなく、非常に失礼な態度であったことが、残念でなりません。ちょっと…考えらないですし、申し訳ない気持ちです。

赤やミントグリーンの服というのは、衣のことですかね? 
私の宗旨では、色衣や袈裟を着けますので、鮮やかな、場にそぐわないように映るかもしれませんが、葬儀は故人さまが浄土に往生したことを表す意味も含みます。浄土の美しさを表す荘厳の一つとして、様々な色衣を着用し、お見送りするのです。

ですが、やはり、御本尊の仏様、故人さまやご家族の皆さまに、敬意と哀悼の意を表した姿勢となるものです。

そちらの住職の擁護をするものなどありません。やり直してほしいくらいですよね。満中陰法要(四十九日)を続けて、葬儀の日に勤めるのも、おかしな話です。私の寺では、あり得ないことです。

こちらからではありますが、私も、親戚のおじいさまを想い、大切に手を合わせます。
合掌

2023年11月13日 9:37
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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怖い思いをしましたね

こんにちは。お悔やみを申し上げます。

 ご質問を拝読し、お坊様の態度については、かなりひどいなと思いました。疲れていたのかもしれないし、ぶっきらぼうな性格のお坊様なのかもしれません。どちらにしてもそのような態度はすべきでないと思いました。私はお葬式は亡くなった方の成仏を祈るのと同時に遺族の心のケアをする事も大事だと思っていますので、そのような態度にはびっくりです。私も気をつけます。

 しかし、ここで怒ったり残念に思ったりしても仕方ありませんので、今回のお葬式の良い部分をみて、確かにおじいさまは成仏できたと確信し、あなたさまに安心していただきたく思い回答を入れました。

 僧侶の衣装ですが、曹洞宗ですと、赤(緋)の衣は位の高い僧侶しか着けることができません。曹洞宗以外でも同様の決まりがある思います。資格のある僧侶が正しく葬儀を行ったという事になります。葬儀の後の法要(ご質問ですと49日法要)では、きちんと他の色に着替えてきてくれました。丁寧です。ミントグリーン(薄青藤)はよく使用される色の衣で、良い色だと思います。私もミントグリーン(薄青藤)の衣、持っています。またお焼香も、きつい言い方でしたが、きちんと全員に焼香させてくれました。「弔辞」については、ちょっと前までは仕事の上司や部下、所属していた団体の代表、友人などが行うものであり、式中にお孫さまなどの家族がすることは(現在は当然のようにやっていますが)あまりありませんでしたので、言い方はきつかったですが、その僧侶は必要かどうかを聞いてみたのだと思います。

 先に答えてくださったお坊様のおっしゃるように49日法要を、葬儀直後にやるというのは、私も不思議に思いましたが、調べてみますと東北地方など雪の多い地域では、そのようにする地域もあるようです。またお葬式を僧侶ひとりで行ったり、葬儀に司会進行の葬儀屋さんがついていなかったりと、私の住む地域とはずいぶん違いがありますが、地域によるものなのでしょう。

 法要自体は、丁寧に勤めていただいたと考えていただいて良いと思います。亡くなった親戚のおじいちゃんは間違いなく成仏されていますので安心してください。

2023年11月14日 15:45
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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