亡くなった父への後悔で、辛いです
同居してた父を先日癌で亡くしました。診断はステージ4、手術出来ない状態、入院してたった9日で急変し旅立ちました。
私は恥ずかしながらいい年(40代)をしていつまでも思春期の女の子のように父への態度が悪く、母とばかり仲良くして冷たい娘でした。
父の具合が悪くなりだした頃から、医療に素人ながらも何か様子がおかしいと感じだし、単なる体調不良ではないと察し、そこから今までの自分の態度の悪さに吐き気がするほど後悔し、家でのお世話や検査付き添い(たくさん検査がありました)、入院諸々と仕事も投げ出しお世話をしました。その間、たった3ヶ月弱ぐらいでした。
今までの事も謝りたかったのですが、改めて謝ると「死期が近いんだよ」と言ってるみたいだし、どうしよう。でも医師の説明だと短くても半年は余命があるし、どうやって謝るか、どう覚悟するかもう少し考えようと思っていた矢先の父の急変と死でした。
意識が混濁してから、耳元で大声で「本当はお父さんが大好きだったよ!」と言いましたが父が理解してたかはわかりません。
今更ながら、もっと父と話したかった、近所の散歩でいいから一緒に出歩きたかった、と後悔と寂しさで不眠症になっています。
この激しい後悔と私はどう向き合って生きていけばいいのでしょうか。 また、父はもう苦しみもなく、好きなお酒も飲み放題の世界にいると思いますが、生前に受けたであろう私からの冷たさは、もう癒やされてるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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あなたの想いは伝わってますよ
ご相談読ませていただきました。お父様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。
でも大丈夫あなたのお父様への想いは伝わっています。
人間は生まれた以上、死を避ける事はできません。身内であればたくさんの想いがあるのは当然です。亡くなってしまうなら、もっとあーしていれば、こうしていればと後悔は先立ちません。
でもあなたのお父様への想いは必ず伝わっています。何故なら、お父様は成仏されるからです。
成仏とは文字通り仏様になると言うことです。仏様とは全ての悩み苦しみから解放されて命の尊さを敬い、そして残されたご家族の幸せを祈る存在になるのです。ですから仏様とらなられたお父様はあなたの事もちゃんと分かっていて「大丈夫だよ」と言ってくださっています。
どうぞ、お父様のご遺骨の前であなたの想いを伝えて下さい。
「回向」(えこう)と言う言葉があります。これは仏様のおはたらきを顕す言葉です。私たちと仏様は決して一方通行ではありません。あなたがお父様に手を合わせた時に何故か心がほっとするというか安心で落ち着くお気持ちになったことはありませんか?これが回向の最も大きなおはたらきです。
つまり、あなたはいつでもお父様も繋がっているのです。
ですからとうぞ、ゆっくりお父様とお話しなさって下さいね。合掌
質問者からのお礼
お返事、本当にありがとうございます。私達と仏様とは一方通行ではないとのこと、心が温まる思いでした。つい先程、父はひょっとして「いつまでもくよくよ泣いてるんじゃないよ」と言ってるんじゃないかな、と感じておりました。 お返事いただけたこと、感謝致します。