未来が怖いです
普段から心配性な性格をしているのですが
夏の疲れが溜まっていたのか、いつもなら気にしない母のうっかりミスや悲しいニュースで強いショックを受けてしまい
そこから還暦過ぎた両親が認知症になってしまったら、私自身が癌になってしまったら、身内が死んでしまったらと
暗い妄想ばかりが頭から離れなくなってしまいました。
特に裕福ではなく伴侶もいませんが、ありがたい事に衣食住に困らず人にも恵まれています。
仏教では老い、病、死は避けて通れず諸行無常と言われていますね。
けれど私は周りの人達に辛い事が降り掛かって欲しくなくて、不安な気持ちが離れなくなりました。
全ては変わっていく事、考えてもどうにもならない事と頭では分かっていても、心が拒絶するのです。
未来が怖くて仕方ありません。
幸せな状態のまま全てを終わらせたい、など極端な考えまで出てしまいます。
私がこんな悩みを抱えていると知ったら、親も親戚も友達もとても心配してしまいます。
なので誰にも打ち明けられず、ここで相談させて頂きました。
いずれ訪れる老いや病、死や未来に対する不安にどう向き合ったり、捉えたりしたら良いか
どうやったら未来を明るいものとして考えられるか
お坊様のアドバイスを頂きたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
人生を悲観してしまう。心配しすぎてしまう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死なないのが幸せではなく、死の先を知らないから恐怖なのです。
そうですね、考えたら、一日一日 老いを重ねているわけですから、今より変わっていってしまうでしょうね。
僧侶はまさに、そのことを実感しながら生きています。ですが、失うものばかりかと言われたら、そうでもありません。一瞬一瞬の毎日だから、今を感謝出来るようになりますし、離れたくないと思えるくらいの愛おしい人を大切に想うことが出来ています。
永遠に変わらなければ、失う寂しさを知らなければ、この一瞬をこれほどまでに大切に見つめながら生きていたでしょうか。出会えたことを、これほど喜べたでしょうか。
先に生きている人は、先人達は、大切ないのちの学びをこうして気づかせてくださっています。老いる親を見れば優しさを向け労り、自分の身体も整えていこうとするでしょう。手を合わせながら、亡き人の面影に支えられてもいくでしょう。
死なないのが幸せではなく、死の先を知らないから恐怖なのです。
あなたには、共に生きている人がいるじゃないですか。家族がいるじゃないですか。これから出会うであろう人もいます。
辛いこと苦しいことを避けるよりも、そんなときに支え合っていけるように。生きてきてよかったと思えるように。この瞬間を大切に感じましょう。
縁あれば、お寺の法座にもお参りくださいませ。お寺には、頼れる仏様がいてくださいますよ。
不安になるたび、またこうして話をしましょう。いつでもハスノハへお越しくださいね。
いかがでしょうか?
拝読させて頂きました。
あなたが今不安や恐怖を抱えておられることを読ませて頂きました。あなたが人生や未来についてその様にお感じなさるお気持ち心よりお察しします。
今あなたの心は自らとらわれていき自ら不安や恐怖に追い込んでいませんか?
ひとまずゆっくりと一息ついてみて下さい、ゆっくりとあなたの心身をいたわりながらちょっと今の考えを手放してみて頂きゆっくり休んでくださいね。
そして落ち着いてからゆっくりとあなたの周りを見回してみて下さい。あなたの周りには不安や恐怖や不幸ばかりでしょうか?
生まれてきて生きることは不幸ばかりでしょうか?一日一日を重ねて老いていくことは不幸ばかりでしょうか、病いになったり障がいを抱えていることは不幸ばかりでしょうか?命終わっていくこと与えられた天寿を全うしていくことは不幸でしょうか?
それらは当たり前の自然なことなのではないでしょうか?
人それぞれかもしれませんがとても豊かで満ちたりた幸せなことでもあるのではないでしょうか?
あなたの未来は本当に豊かで幸せなものなのではないでしょうか?
いかがでしょうか?
あわてることはありません、落ち着いてゆっくりとあなた自身の毎日の生活やご縁やこれからの未来にゆっくりとお向き合いなさって下さいね。きっとあなたの素晴らしい未来や人生が見えてくるでしょうからね。あなたの未来がこれからも素晴らしいご縁に恵まれながら毎日を豊かに充実なさって生きていかれます様に、大切な方々と一緒に心から幸せに生き抜いていかれます様に心よりお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
ご助言ありがとうございました。
たしかに私は死を辛いものとして見すぎて、その先のことを考えていませんでした。
失ってしまうのは怖いですが、だからこそ大切に思えるのだと気づきました。
大切な人たちと手を取り合っていけるよう、頑張って生きていこうと思います。
優しいご助言ありがとうございました。
たしかに疲れからか、とても視野も狭くなっていたようです。
悪いことばかりに目が行ってしまっていました。
未来に起こりうる明るいことや優しい事にも目を向け、ポジティブに考えられるようにしたいです。
どうもありがとうございました。