将来や政治への不安
自分の将来への不安もあいまって
最近の政治への不安が強く、何事も手につきません。
そのことばかりに気を取られている事も多く、このままではいけないと思っていますし、何より苦しいです。
私はホームタウン問題や、イギリスで移民が増え元々住んでいた人の生活が良くない方向に大きく変わる様子をSNSを通して見たり
自分も仕事で関わった宗教の異なる人と大変な思いをしたことがあり
現地支援は賛成ですが、今環境が整っていない状態での移住や移民の支援に繋がりそうな政策にとても反対しています。
こういった不安は行動が解消してくれると思っているので
なにかできることはないかとSNSをみて調べたり、メールを送ったりしました。
しかし、情報を得る過程でSNSを見たりするとやはり時間も取られ不安も煽られてしまします。
極端な話や不安にかられる時間を多くさいてしまい、
メールを送るだけなら30分で終わるものを、そのことばかりに気を取られ半日使ってしまったりして後悔します。
ほんとはその時間で家族とご飯を過ごしたりして使いたかったです。
以前インボイスの時も制度を調べ、署名しデモにも1度参加しました。
しかし結果は何も変わりませんでした。
また、私の周囲には政治活動をする過程で所属する団体ごと弁護士に訴えられた方もおり政治的な発言をする抵抗もあります。
不安が大きく長くなってしまいましたが
・将来への不安
・政治への不安(不満があっても伝えるすべがない)
・自分がしていることに意味があるのかという不安
・↑上記3つへの不安で日常が圧迫される不安
4つが今の不安の大きな割合を〆ていると思います。
この不安は誰にもどうしようもないことだということは分かっています。ただ自分が今抱えている恐怖から逃れる考え方を教えていただきたいと思い、投稿させていただきました。
不安に対して備え対策し、今できることをするのは有用だと思いますが
不安にとらわれすぎて、今を不の気持ちで生きていくことは辛く不幸な事だと思います。
私はどうしたらいいのでしょうか?
人間関係に苦手意識を持っていますが、できれば仲良くしたいと思っています
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
広い視野は必要だが居場所を大事にしていくことが幸福度に繋がる
確かに、いろんな情報を拾っていくと、不安材料は多いですね…。
自分が属する場所。世界の中にいる自分。自分の国で起きていること。自分が暮らす社会。自分の家。自分が立っている場所。
生きるために、広い視野は必要ですが、足元の居場所を大事にしていくことが幸福度にも繋がりますよ。
私も、世界情勢や経済不安を感じます。子どもたちの未来を願います。ですが、追いかけて不安ばかりを持ち込んでも、今この瞬間の幸せは感じづらくなります。私には、世界や国を動かす力はありませんが、自分や大切な人を守るために、「生きる」ことに努めています。
自分の生き方が、誰かの生きる力になるかもしれない。私が生きていることで、私の周りの人たちが悲しまずにすむ。私の生きる姿が、誰かに影響を与えるかもしれない。私の存在が、誰かを笑顔にしていくかもしれない。そんな社会になれば、私もきっと幸せを感じるでしょう。
まずは、あなたの生きる場所にある幸せを見つけましょう。誰かと繋がり、大切な人を増やしていこう。一緒なら、不安に襲われることは少ない。幸せなことが、あなたを支えてくれますよ。
選挙に
こんにちは
発熱・体の痛みなどと同様に、精神状態も、日常生活に支障が出るほどであれば、お医者さんに相談に行ってもよいと思います。
さて例えば「日本政府の外国人に対する対応に不安を持っている人」がSNSで情報を見ていますと、不思議なことにSNSにそのような外国人の行動の不安をあおる情報ばかりが出てくるようになり、日本中が自分と同じような不安を持っているという気持ちになります。しかしこれは「エコーチェンバー現象」や「フィルターバブル」と呼ばれるもので、SNSのAIがユーザーの興味を示す投稿を選別して表示するようにしているからであり、偏った情報を与えられている事があるようです。
「ホームタウン問題」(国際協力機構(JICA)が国内4市をアフリカ4カ国の「ホームタウン」に認定し、移民の移住を歓迎するとした問題)については、その後誤解であるとし内容の是正が行われています。
ネットでの情報収集についてはSNSばかりでなく関連するニュースをみるなど様々な視点から調べてみるようにすると良いと思います。
私たちができる政治的な行動で一番大切なのは選挙に行くことだと思います。確かに私たちは1票しか投票できる権利がありませんが、先日の参議院議員選挙では、今まで議席を持たなかった政党が議席を持つなど大きな動きがありました。また現在の与党に対する不満も充分伝わる選挙結果になりました。
選挙結果が納得いかないこともありますが、良くも悪くも世の中の考えをよく映し出していると思います。あなたさまももし今まで選挙に行っていないようでしたら是非次からは選挙に行ってみてください。あなたさまの一票で世論の精度があがります。
デモの参加については、権利が憲法で保障されていますので、きちんと届出がされていて、暴力行為や選挙違反など法律違反がなければ問題ないと思います。あなたさまの主義主張に基づいたものであれば、法律の許す範囲で参加されてもよろしいかと思います。政治に対して働きかけになると思います。メールの投書なども良い提案であれば政治に対して働きかけになると思います。メールは職員に迷惑がかからないように配慮して行いましょう。
将来についての不安については、現在働いているお仕事の技術の向上や、資格の取得など、お仕事をしっかりなされ、貯蓄などしておくことで不安は軽減されるかと思います。
苦(不安定や不満)は無くならない
生き物には必ず苦(不安定や不満)があり、生き物は、毎日毎秒、苦しみへの対応(宿題)に追われて動き回っているのです。
つまり、私達から毎日毎秒の宿題(苦への対処)が無くなることはなく、ただ宿題の形が瞬間瞬間に変わっていくだけなのです。
ですから、令和には令和の苦しみが、あなたにはあなたの苦しみが、外国人には外国人の苦しみがある。
息を吸えば「吐きたい」という苦しみが生じ、息を吐けば「吸いたい」という苦しみが生じる。
そう考えたら、どんなに理想的な政治になっても、私達の日常生活は不安定で不満が尽きないのが普通なので、大騒ぎして目の前の宿題を片付けたとしても、どうせすぐ新しい宿題が来るので、あまり必死になる必要はないのです。
また、政治的なトレンドがはっきりしている場合は、それはファッション雑誌のように今年の流行を予告してくれているのです。
移民受け入れがトレンドですよと国が発信しているなら、移民が増えたら得をする立場の仕事に就くなど、つまり勝ち馬に乗るように工夫すれば良いのです。
できる範囲で良いので。
どうせできることしかできない人生ですから、今できることを無理のない範囲でやれば合格人生だと思いましょう。
全ての宿題を満点にしても、どうせまた宿題は来るのだし。
不安にとらわれず、今を生きるための智慧
投稿を拝読し、政治や社会の動きが心に大きな影響を与え、不安が日常を覆ってしまう苦しさが伝わってきました。とても真剣に考え、行動もされているのに「意味があるのか」と迷いに飲み込まれてしまうのは、とてもつらいことだと思います。
仏教には「一切皆苦」という言葉があります。生きていれば必ず思い通りにならないことに出会う、その現実を示しています。そして同時に「諸行無常」
どのような状況も固定されず、常に移ろい変化する、とも説かれます。ここに、不安とどう向き合うかのヒントがあります。
1. 不安は「心が未来に飛んでいる」証
将来や政治のことを考えるとき、心は未来に飛び、今この瞬間から離れてしまいます。だからこそ不安に飲み込まれるのです。呼吸に意識を向け、食事の味や風の感触など「今、ここ」に心を戻す習慣をもってください。ほんの一呼吸でも「私は確かに今を生きている」と確認するだけで、不安の力は弱まります。
2. 行動は小さく、時間を区切る
SNSを見続けると不安が増幅します。メールを送るなど「できる行動」は時間を決めて行い、それ以上は見ない、と境界を作ることが大切です。「30分調べたら終わり」「署名は1回だけ」と区切りをつけることで、行動は意味を持ちながらも、生活を圧迫しなくなります。
3. 不安を「自分だけのもの」と思わない
仏教には「共苦(ぐく)」という考えがあります。苦しみは自分だけでなく、同じように不安を抱く人たちと共有されているという視点です。孤立した不安は重くのしかかりますが、「同じように悩んでいる人が必ずいる」と思うだけで、心は少し軽くなります。
4. 今を不幸にしない選択
未来を思いすぎると「今」が犠牲になってしまいます。けれど、未来は「今」の積み重ねからしか生まれません。家族とご飯を食べる時間、花の色を眺める時間、その小さな「今の幸せ」に気づくことが、最も大きな未来への備えです。
あなたは「不安を消す方法」を探しておられますが、仏教的な視点では「不安を消す」のではなく「不安を抱えながらも今を生きる」ことが大切だとされます。
どうかご自身を責めすぎず、不安にとらわれすぎない小さな工夫を実践してみてください。
合掌



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )