良い宗教とはどんなものでしょうか
私には、結婚を考えてお付き合いをしている彼がいました。
先日、彼から実は宗教2世であると告白されました。
新興宗教の問題が、メディアで多く取り上げられている中、かなりショックでしたが、私は全ての新興宗教が悪いとは思っていません。
彼のことが大好きで、人としても尊敬できるところがたくさんあり、そんな彼が産まれてからずっと大切にしてきたものなのだから、良いものだろう、受け入れられると思いましたし、熱心に信仰することを否定する気持ちは一切ありません。
しかし、結婚するなら私も入信しなければならない、また、子どもが産まれたら同じく入信させなければならないと言われました。
全く聞いたこともない宗教だったので、私も信仰できると思えるものなら入信し、彼と共に人生を歩んでいきたいと思い、彼の信仰しているものがどういうものなのか知ろうと思いました。
ですが、ネットで調べれば調べるほど、悪い情報がたくさん出てきます。
例えば、入信する際に宿泊を伴う合宿があり、多くのお金が必要、月々のお布施も必要だとか、教えを人に言うと地獄に落ちると教わるだとか他にもいろいろと…。
彼にはネットの情報と自分、どちらを信じるんだと言われましたが、火のないところに煙はたたぬと言いますし、どうしても怪しさを感じてしまいました。
(彼自身はネットで調べたことはないそうで、どんな内容が書かれているのかは知りませんし、私も彼を傷つけたくなくて伝えられていません。)
お金については、組織を維持するために必要なものと思うので、仕方がないことかなぁと思うこともできますが、
・入信しなければ結婚できないところ
・子どもが産まれた際、その子の意思がないまま入信させなければいけないこと
・教えの内容を人に言ってはいけないこと(良いことを教えているはずなのになぜ隠さなければならないのか?)
特に以上の3点がとても引っかかってしまい、受け入れられず、やはりお別れを選択するしかないと決断しました。
私の選択は正しかったのか…。
良い宗教とは、逆に信仰しない方がいい宗教とは、どういったところで判断すべきだと思いますか?
ご意見いただけますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
信仰とは慈しみかと思います
拝読させて頂きました。
あなたがその方との交際や結婚に際して新興宗教に入信しなければならないという条件に対してとても迷い不安を感じていることを読ませて頂きました。そのお気持ちはあなたでなければわからないですけれどもあなたのその辛いお気持ちやご判断を心よりお察しします。
本来的には信仰の自由が保障さ入れてます。
ですからあなたがおっしゃる様に
・入信しなければ結婚できないところ
・子どもが産まれた際、その子の意思がないまま入信させなければいけないこと
・教えの内容を人に言ってはいけないこと(良いことを教えているはずなのになぜ隠さなければならないのか?)引っかかって、受け入れられないのであればやはりその様なご判断になってしまうのもやむを得ないのかと思います。
本来の信仰とは開かれたものです。人々を救うものですし、人々を傷つけたりおとしめたりするものではありません。
私個人的には他を受け入れない排他的な信仰はあやまりのもとかと思っています。慈しみの心をもつことが進行の礎です。
あなたとするととてもお辛いでしょうが、その別れも決して無駄ではないでしょう。その方はその方の人生があり、あなたにはあなたの人生がありますからね。それぞれを尊重していくことが大切ですからね。
あなたもそのかたもそれぞれの人生を心から豊かに思いやりある毎日を生き抜いていかれます様に切に神仏に祈っております。至心合掌
お返事ありがとうございます。そうですか、どうぞしっかりとお向き合いなさってお互いの思いやお考えをお話しなさってみて下さいね。素晴らしいお話し合いとなります様に切に祈っております。
質問者からのお礼
あたたかいお言葉、ありがとうございます。
実は、あれから彼ともう一度話合いをして、やり直すことになりました。
本来の信仰とは開かれたもの。人を傷つけたり、おとしめたりするものではない。
他を受け入れない排他的なものでないか。
信仰とは慈しみの心、全てその通りだなと心が落ち着きました。
彼の信仰するものはどうか、
これからどうなるか、私の不安が解消されて一緒になれるかどうかはまだわかりません。
ただ、彼と話合いをした中で、私が誤解していたところもありましたし、彼が説明不足だったところもありましたので、お互いがお互いをもっと大切に、心に寄り添って伝え合うこと、受け入れ合うことができるよう、努力していきたいと思います。
本当にありがとうございました。