神様仏様大きな存在への恨み、神様について
(一週間に一回しか質問を送れないので、2種類の質問を送っています。申し訳ありません)
Q1.自分に都合が悪いことで、人間ではどうしようもないことに遭うと、神様や仏様など、大きな存在(以下、神様と表記します)を恨んでしまいます。自分が原因なら自分を恨めますが、人間ではどうしようもないことを恨む対象を探して、見つけた先が神様になってしまったのだと思います。
例えば、その日しか時間が取れなかった楽しみにしていたお出かけが、雨で中止になってしまった時は、「死ね!」と、神様へ、空へ吐き出してしまいました。転職活動で一年近く苦戦していた時も、「生活かかってるのになんで受からせてくれないんですか〜」と恨んでしまいました。季節の変わり目で持病の症状がひどい時にも「なんで自分だけこんな目に合わせるんですか」と思ってしまいます。
どうしたらこういうことをやめることができるでしょうか。恨みを持つのも、死ねとか吐き出すのも嫌ですし、神様が聞いていて、嫌な思いをされるのも申し訳ないです。また、神罰が本当にあるとしたら、神罰が下ったり、大事な人たちに何かあったりしたら怖いです。(以前、神様に願いを祈ったら、叶ったことがあり、神様の力を少し信じているのもあって怖く思ってます)
Q2.また、そんなことが重なって「神様」という存在がわからなくなってしまいました。「願いを叶えてくれる存在」でも「人間の善悪を判断して褒めたり罰したりする存在」みたいな、都合のいい存在ではないでしょうし…どう考えればいいのでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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都合良く、人間の欲望を叶えてくださるのが、神仏ではないのです
都合良く、人間の欲望を叶えてくださるのが、神仏ではないのですよ。もしそうならば、人間は好き勝手に生きるでしょうね。そして、相手の痛みを感じることも出来なくなり、争いが絶えず、世界は滅びるでしょう。
これは極論ではなく、今起きる原因に目を向けずに、思い通りにならないことを神仏のせいにして恨んでいては、何の学びも成長も得られず、愚かな私のまま生きていくことになるのです。
何が起きていて、どのようにすれば、生きやすいのか。自分の心に問うてごらんと、己と向き合うこと、足元を見ることをすすめてくださいます。神仏を前にすると、落ち着くでしょ。この私を見てもらおうとするからです。神仏の声を聞こうとするからです。冷静に考えていけると、何が大事だったのかが見えてきますよ。
天候は、気象状況を見れば、予測していけます。それを神仏に暴言を吐いても仕方のないこと。
あなたに必要なのは、冷静さかもしれません。ハスノハに繋がることで、気づいていけた。きっと、このご縁も、神仏からの計らいでしょうね。
神仏はあなたをお救いなさって下さいます
拝読させて頂きました。
あなたが自分の境遇や状況のことで怒り抱いて神仏を恨んだりしたくなるお気持ちもわかるように感じます。あなたのお気持ち心よりお察しします。
そうですね、何でこんな目にあわなければならないんだと思うと恨みたくなるのも自然かとは思います。自分ではどうしようもないこともありますからね。
そう思ってしまうのは決してあなただけではないでしょう。多くの方々がそう思っているでしょう。
とはいえ神仏がそう仕向けているわけではありません。自然環境についても生老病死も神仏が行っているわけではないですからね。
神仏は私達を迷い悩み苦しむことからお救いなさって下さる存在です。この世の中でいきることは自然の摂理によって働いていることです。その中で私達は自分の思い通りにならないことや得られないことがあるととても苦しい思いをします。
神仏はそのような迷いや煩悩から私達をお救いなさって下さる存在です。
ですから私達が悩んで神仏を恨んだりするのはお門違いのことかもしれません。
それでも神仏は決して私達を見捨てる様なことはしません。いつでもどこでもどんな状況の中にあっても私達を見守り救いの手を差し伸べて下さり、いずれ正しい方へお導きなさって下さいます。
ですから私達が神仏を恨んだとしても神仏は一向に気になさることはないでしょうし、差別したり区別することはありません、私達を平等にお救いなさって下さいます。
あなたが毎日生きる中で辛いことも苦しいことも悩んでいることもあるでしょう。どうかそのことを神仏に心から手を合わせて素直な思いを告白なさって下さい。神仏はあなたのその思いを全て優しく受け止めて下さいます、あなたに寄り添いお見守りなさって下さり、あなたをお救いなさって下さいます。
あなたがこれからの未来を神仏に優しく守られて多くの方々の支えの中で健やかに生きることできます様に、あなたが苦しみから救われて心から安らかに生きることできます様に切に神仏にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
中田三恵様
ご返信いただきありがとうございます。
確かに神社やお寺で喧嘩をしたり、悪いことをする気は起きなくなりますね。自分の心の奥底に向き合えるからかもしれません。
天候に関しては、その日だけにやるイベントの時に悪天候で流れてしまったからなのです。そのやりきれなさも、神仏はお救いくださるものなのでしょうか。
今回はお忙しい中、誠にありがとうございます。
Kousyo Kuuyo Azuma様
返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
お忙しい中、ご返答いただきありがとうございます。
神仏は、願いを叶えたり、人の運命を変える超常的な存在、というより、悩みや苦しみから救ってくださる存在、ということなんですね。それを伺えて、心が軽くなったように感じます。
苦しいことがあったら、神仏に手を合わせて、胸の内を打ち明けてみようかと思います。
ありがとうございました。



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