自分の恋愛経験の少なさを比べてしまう
30代の同性愛者です。
20代の10年間は周りに同じセクシュアリティと分かる知り合いがほぼ居らず、出会う手段等の知識が無かったり、元々持っていたオタク趣味からの恋愛に対する妙な拗らせもあって「一人で楽しく」生きていくことに全力を注いできました。もちろん男女ともに交際関係に至ったことはありません。
ところが最近、趣味のつながりでたまたま同じセクシュアリティの知り合いができ、また彼らが素敵なパートナーとイキイキとした日々を送っていることを知り、初めて「羨ましい」という感情が自分の中に生まれました。
羨ましく感じる、ということは自分の中にパートナーを求める気持ちが隠れているのだと考え、自分からまずはお友達としての知り合いを増やすように心がけたり、パートナーを探すサービスに登録したりとこの年になってようやく自分なりのペースではありながら動くようになりました。
しかし、普段のセクシュアリティが同一の仲間との会話の中で、やはりそういった経験に関する話題になることも多く、自分の経験の無さが恥ずかしく感じたり、友人のパートナーとの楽しい日常にモヤモヤ感じてしまうことが増えています。
人は人、自分は自分、自分は自分なりの幸せや生きる道を見つけていくほか無いと頭で分っていながらも、友人の話に心が重くなることが多いです。
少しでも比較やないものねだりから距離を置き、自分のこれからにより目を向けることができるようになるにはどうすればよいでしょうか。前を向き続ける強さをいただきたいです。
幸いにも家族や仕事にも恵まれ日々一人暮らしで生活できています。こうした育ちのせいか打たれ弱い部分、「べき思考」が強い部分があると思っています。
自分の「正しさ」を勝手に周りに適用して期待し、不満を持ってしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝読させて頂きました。
あなたが人を見てその様にもやもやなさっておられることを読ませて頂きました。あなたがその様にお感じなさってしまうのも無理からぬことと思います。詳細なあなたのお気持ちはわからないですが、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
あなたは素晴らしい出会いに恵まれてあなたとセクシャリティが共通の方々ともご縁を結ばれる様になったのですね。それはとても素晴らしいことだと思います。その中であなたが今まで言えなかったことや抱えておられらこともお話なさることができる様になられたのかと思います。生きている中でその様な出会いに恵まれていくことはとても幸せなことかと思います。
恐らくそうした仲間との関係の中であなたにとってもっと大切なご縁が恵まれてくるのではないでしょうか。周りを見るとどうしてもうらやましく感じたり辛くなってしまうこともあるかとも思いますが、これからの未来にもっと目を向けてあなた自身の心を皆さんに開いていってみて下さいね。きっとこれから一層素晴らしい経験を皆さんとなさっていくことができるでしょうからね。
あなたがこれからの未来を素晴らしい出会いに恵まれ大切な方とご縁を結んでいかれ、お互いを思い合い尊重し合いながら心から仲良く素晴らしい人生を共に歩んでいかれます様に切に祈っております。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
お答えいただきありがとうございます。
おっしゃる通り、今自分がつなぐことのできた縁はかけがえのない素敵なご縁に他なりません。そうした縁に出会えたことは幸せなことかと思います。
つい、普段生活をしているとそのことへの感謝が薄まってしまいがちですが、気持ちが沈んだときには改めて縁そのものに感謝し、同時にこの縁の先にまた新たな縁がつながっていくことを信じて前を向いていきたいと思います。
背中を押していただくお言葉、ありがとうございました。