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先の不安で今を生きられていない

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有り難し有り難し 2

祖父母が病気や認知症になることが、最近立て続けに起きました。
その度、どうして人は忘れていってしまうのか。残される方はどんな心構えで生きていけばよいのか。残されたら悲しいのかな。もし自分だったら、もし自分の夫が......と、悲しい未来を想像してしまいます。

死が怖いです。忘却が怖いです。でも、必ず訪れる死や忘却を恐れてばかりで、今を生きられないのは嫌です。しっかり今を生きたいです。
死ぬことや、死に向かう事を、どんなふうに捉えるのが良いでしょうか。不安に思いすぎない心構えを知りたいです。

2024年1月16日 11:17

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

安心なさって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたは祖父母様が病になって認知症になったりするのを目の当たりにして死や病や忘れることを恐れておられるのですね。あなたがその様に思うのもとてもわかる様に感じます。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
当たり前のことですけれども私達は老いたり病いになったり亡くなるのです。それは先ず私達が命を与えられてから必ず訪れるものです。ただそれが早いのか遅いのかいつなのかどこでなのかどんな風になのかはわからないのです。ですけれども必ず訪れるのです。その様に私達は日々変わり続いているのです。その中で病いになって忘れてしまうこともあるかとは思います。
とはいえど忘れてしまっても亡くなってしまっても私達のご縁やつながりや事実がなくなることはありません。そして亡くなられた後も親しい方々とのご縁はずっと続いていくのです。
確かに私達は衰えていき病いやケガを負いそして亡くなっていきます。しかし亡くなったも必ず仏様や神様が私達をお導き下さり、先にいかれた親しい方々やご先祖様が私達を優しくお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び分かち合うことができるのです。その時には生前中のことも全て覚えていて共にあの時こうだったああだったと語り合うことができるのです。そして仏様や神様のもとで一切の迷いも苦しみも痛みからも救われて心から円満にご成仏なさって頂くことができるのです。
ですからどうか安心なさって下さい。今のあなたと親しい方々とはこれからもずっとつながり続けていくことできます。
病いや老いや死は確かに怖いでしょうし不安はあるでしょうけど、あなたはこれからも素晴らしいご縁の中で生きていくことができるのですからね。
あなたがこれからの未来を心から豊かに大切な方々と一緒に幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に、皆さんと天寿全うなさり仏様や神様に導かれご先祖様に優しく迎えられていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年1月16日 14:12
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様
この度はご回答頂きありがとうございました。
死や忘却による別れへの寂しさがまだまだ私の中に強く残っておりますが、出会った縁や出来事は消えないと言うことに、もっとフォーカスを当てていきたいと思います。
この度はありがとうございました。

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