hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

どうすれば良いか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

苦労して入った職場で一生懸命働いていますと、半年先に入った10歳年下の女性が何かにつけてヒステリックに叫んで来ます。間違ったことはしていません。どうやらマウントを取りたいようです。3回続いたところで「これはダメだ」と判断して僕自身から切り離しまして、関わらないようにしました。すると、僕以外の人にはやたらと愛想良く振る舞うようになりました。見ていて痛々しい程です。すると周りの人達が徐々にその女性の側に付くようになり、僕が孤立する状態になってしまいました。何故僕が一方的にヒステリックに叫ばれて、その後孤立させられなければならないか?さっぱり理解出来ません。「仏教的思考」でどうすれば良いか、先生方のご指導をよろしくお願いいたします。

2024年2月6日 16:39

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずは一息落ち着いてから

拝読させて頂きました。
何故あなただけ孤立しなければならないのかと疑問に思っておられるのですね。そしてどうすればいいのか迷っているのですね。詳細な職場内のこと人間関係はわからないですけど、あなたがその様にお悩みなさるお気持ちわかる様に感じます。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
ひとまずゆっくりと一息ついてみて下さいね。心を落ち着けてゆっくりと呼吸を整えてみましょう。
それからその人の態度や言動をゆっくりと観察なさってみて下さいね。
今その人はどんなことを思っているでしょう、その人は何故その様な態度や言動を繰り返しているのでしょう。その人はなぜその様に必死になって言動を繰り返しているのでしょう。
詳細なことやその人の思いやお気持ちはその人でなければわからないかもしれません、或いはその人自体自分がなぜそんな態度や言動なさっておられるのか厳密にはわからないかもしれません。しかしその人はもしかしたら日々とても追い込まれ追い詰められているのかもしれません。
それに対してあなたがどうすることが望ましいのか、どうすればいいのかはこれからゆっくりとお考えなさっていけば宜しいのではないでしょうか。あくまでも仕事の場ですから多少居心地の良い悪いはあると思います。とはいえ落ち着いて仕事をなさっていくことが大事だと思います。
あなたも周りの人達もどれ位その職場で働いていかれるのかはわからないですけど、ずっと一緒働き続けなければならないわけではないでしょうからね。決して自分を追い込まないで下さいね。
ふとしたきっかけから一気に変わることもあるものです。全く予期せぬことがらによって状況も一変することはありますからね。
どうかあわてず落ち着いてしっかりと目の前のお仕事お向き合いなさって下さいね。
あなたが先ず仕事をしっかりとこなしていかれ毎日を充実なさっていかれます様に、心穏やかにご縁ある方々と助け合いながら生きていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年2月7日 8:57
{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

みんな自分が一番可愛い

お釈迦様は、「みんな自分が一番可愛いものだ」と説かれました。
ということで、そのヒステリックな人は、自分の利益を守るために必死で活動しているので、その努力の甲斐あって味方を増やしたのです。
人間社会も野生動物の世界と同じ。
基本的には弱肉強食。
強い者が弱い者から奪うのが普通なのです。
お釈迦様は、皆自分が一番可愛い、「だからこそ、他人を傷つけてはいけない」とも説かれました。
裏を返せば、自己中心的に傷つけ合うのが世間一般であり、この娑婆世界は極楽浄土(仏様の世界)のように優しい国ではない、ということでしょう。
追記
 言うまでもありませんが、法律の範囲内で戦ってください。

2024年2月7日 12:58
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

両先生、ご回答頂き、誠にありがとうございます。お釈迦様は「悪口を言われても受け取らなければ、それは言った本人に返ってゆく」とおっしゃっています。なので僕は一切受け取らず切り離して断捨離を致します。

願誉先生は「この世は弱肉強食であり、強い者が弱い者から奪うもの」とご指導下さいました。僕は今まで自分よりも弱い者には慈悲の気持ちで接していましたが、先生のご指導が現実的だと思いますので、これからは弱い者から奪い取るようにして行きます。願誉先生、目を覚まさせて下さり、ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ