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死に目に会うのが怖い

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遠方の家族が危篤状態です。会いにいった方がいいのかもしれませんが、死が目前の人と会うのが怖く、また帰省して沈んでいる他の家族と過ごすのも辛いと思ってしまいます。
自分の心を守るためには遠くから安らかに過ごせることを祈っていた方がいいと思います。こんなことを考える自分が最低だと思いながら、かなり気持ちが滅入っています。どうしたらいいのかわかりません。

2024年2月24日 1:30

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの気持ちに合わせて、その方と大切にお過ごしくたさいね。

懸命に最後を生きぬこうとなさっているのですね。今この瞬間をと思うと、祈る気持ちと死の恐怖も感じますね。

その時どんな感情を生むのかは、その場に立たないと、感じ得ないことかもしれませんが、その方を想うからこそ、会えないとも思うのですよね。

最低ではないですよ。死に直面することなんて経験もないし、どう接したら、どう受け止めたらと、迷いや不安が起きるのは自然な戸惑いですもの。

私は、臨終の場に何度も出会ってきましたが、その姿、その声、その温もりを、忘れることはありません。辛いし悲しいし苦しいけれど、共に過ごした時間は尊いものを残していく。感情も変化していきながら、今も私の中で思い出となって生きてくださっているようにも思えます。その人との特別なものです。

どんな形でも、間違いはありません。ただ、後悔だけはしないように。あなたの気持ちに合わせて、その方と大切にお過ごしくたさいね。離れて想うことも、あっていいのです。

2024年2月24日 1:51
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

生まれた者はかならず死ぬ、私も

と認めていつも心に覚悟しながら生きると、逆にポジティブに生きられるよ、と、仏教では言います。最近では西洋哲学でも言うようですね。
 その覚悟ができるまでは、死に目に会うのはつらいと思います。逃げているのも、そのつらい気持ちも、当の死にゆくご家族にも、分かると思います。
 最低限、皆様に分かってほしいことがあります。死んで終わりではないということです。仏教の人々の中にさえ、死んだら終わり、消えるだけと思っている人もいますが、消えられるのは悟った人だけです。悟っていない我々は、死ぬときにもあれがしたかったもっと生きたかったなどと煩悩がいっぱいで死にますので、消えられません。何かにすぐに生まれ変わります。心がネガティブなら程度に応じて餓鬼、畜生、地獄に、心がポジティブなら程度に応じて人間や天人に。
 死ぬときに、「死にたくない」などとネガティブな感情ではなく「『この』人生はここで終わり。次は何かな?」と、明るく覚悟を持つ必要があります。
 体の痛みや苦しみは仕方ありませんが、新たな旅立ちの準備をする感じで本人は死を待ち、周りは応援するとよいと思います。これまでの善業を思い出してもらうために、感謝を伝えながら。

2024年2月24日 8:55
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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本仏教、浄土真宗ということで活動しております。 先祖供養とか功徳回向とか、みんなお釈迦様が最初からおっしゃっていたって、ご存知でしたか。私たちも謙虚に堂々と日本仏教しましょう。

質問者からのお礼

お葬式でしっかりお別れをしてきました。経験したことのない家族の死でしたが、お言葉をいただき心を落ち着けることができました。

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