過去に触れてほしくない
私は過去に浮気をし、離婚した経験があります。この経験について、私は深く反省しています。
浮気をした側なのに、傷ついている自分がいるので、2度と同じことはしないつもり…というよりもできません。
離婚から3年、現在お付き合いしている彼がいるのですが、なぜ離婚したのかをしつこく聞かれたため、はじめは性格の不一致と言っておりましたが、『嘘だ』と何度も疑われるので本当のことを話しました。
ですがそれを踏まえてお付き合いきてくださっています。
本当は話したくもなかったし、隠し通して同じことを繰り返さないことが正しい道だと思っていたので、苦しい思いをさせたのではないかと不安になりました。
正直浮気したことについて触れてほしくないと思っていますし、彼にもこれ以上聞かないでほしいと伝えたのですが、ふとした時に過去のことに触れてきます。
『あなたはどうせ浮気する』『他の男に没頭すれば?』『浮気経験者』など…
責められて当然だと思いますが、今の彼にしたわけではないので、過去に触れられるとすごく傷ついてしまいます。
傷つくのは厚かましいことなのかもしれないとわかっていても傷ついてしまいます。
私は自分に甘いのでしょうか。
悪いことをしたから当然なのでしょうか。
わからなくてとても辛いです。
なにか良いアドバイスをいただけますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
失敗のない人生は、人生を失敗する。
拝読させていただきました。
ふとしたときに彼の脳裏に「また浮気されるのではないか?」など、よぎるのでしょう。
過去を聞く恋愛感は至って普通のことであるようですが、できるなら過去があったからこそ、今があり、今を新しく自身の中で過去の思いをしっかりと反省も兼ね、今を新しく生き、生きて生きたいのが事実ですね。
いわゆる「古い傷に塩を塗られると痛みが生じる」ものであり、彼はこれからも彼自身の中で不安との葛藤から、さくさんに幾度と何かの場面で過去のことを尋ね、確認しては彼自身が納得したい衝動に駆られることがしばしばでてくるでしょう。
「人間叩けば埃が出る」とあるように、誰一人として失敗のない人生はないものです。それは恋愛ではなく、その人の生きる縁の中に生じた欲によってのことです。
嘘も方便とあるように、本来は釈迦の説法の手段のことですが、ここではあえて、時には、嘘をつくという罪悪感よりも、彼に過去を伝えてしまうことで、彼は依存や過去に触れる性質を持つ人間へと変化させる原因を与えてしまうこととなったので、今から過去の出来事を彼の脳裏から取り除くことは難しいものでしょう。
これから良きことをしても、彼だけを思っても、彼は自己観念に焼きついてしまった苦い思いを取り除くことができない限り、脳裏内では輪廻し続けます。
これから過去を聞かれても、過去を聞かれるのは好きではないとハッキリと言える自身を作っておくことが新しい反省になるかも知れません。
現代、恋愛失恋をした人が新しい恋をする上で、キレイな別れ方などないものです。
恋愛を重ねていけば、それだけ色々な過去が生じていきます。
「今は、過去の自分ではなく、新しい自分なのです。過去を伝えたことは嫌な思いをさせてしまった。しかし、過去に触れられることで、わたしは新しい自分らしく生きたいのに新しい自分らしく生きることに自信がなくなってしまう。」と伝えることも大切でしょう。
彼には、好きだからこそ嘘は付きたくなかった。でも、そんな過去があったからこそ、その時の別れがあることによって、貴方と出会えたのは事実なんだと。
だから、新しいわたしだけを見て欲しいと伝えてみてはどうでしょう。好きであれば、信じる力が彼自身の背中を押してくれるでしょう。
※コメント後
過去に触れられると、貴方(彼)は私に対しての信用がなくなる練習をしている。
お互いを受け入れて
拝読させて頂きました。
あなたの辛いお気持ちを読ませて頂きました。
あなたが過去のことを彼に素直にお話しなさり彼から責められる様になってしまいとても辛い思いをなさっておられるのですね。詳細なあなたや彼のことはわからないですが、あなたの辛い胸の内をお察しします。
やはりあなたは誠実に過去のことを反省なさってその様なあやまちを犯さない様にとお心に定めておられるのでしょうし、その様に執拗に責められることはとてもお辛いと思います。そのお気持ちを彼にしっかりとお向き合いなさりお話しなさってみても宜しいのではないかと思います。
彼がその様に気にしてあれこれ何かと言ってくるお気持ちも全くわからないわけではありませんけど、あなたの心の内を尊重なさって頂くことがとっても大切なことだと思います。
法源師もおっしゃっておられる通り失敗やあやまちのない人生はありませんし、あやまちを犯さない人など誰一人としておりませんからね。やはり人のあやまちや間違いを責めるよりもそこから人を大切にして共に生きることが大切ですからね。
ですから彼もあなたのことを大切になさって尊重して頂き思いやるお気持ちを持って頂きお付き合いなさって頂きたいですね。
それはあなたもそうでしょうね、人を責めるよりも受け入れ、お互いのことを認め合っていきましょう。
あなたや彼がお互いのことを心から認め合い尊重し思いやりながらこれからも素晴らしいご縁を深めていかれ、心から豊かに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心から応援させて頂きます。どうか大切な人と一緒に素晴らしい人生を歩んで行って下さい。
質問者からのお礼
返信いただきありがとうございます。
過去を聞かれ、初めは『性格の不一致』と伝え、何度も本当のことを話してと言われて『浮気してしまった』ことを話しました。
良かれと思って隠していたのですがそれすらも『やっぱり嘘をついていたんだ』と言われました。
それすらも責められます。
私は打たれ弱いので耐えることができるのか正直わかりません。
幾度となく簡単に過去にされてほしくないことを伝えているのですが、ふとした時に嫌味のように言われることがとても辛いのです。
こんな辛い思いをしてまで一緒にいるべきなのかわからなくなるのです。
『失敗のない人生は、人生を失敗する。』
このお言葉とても心打たれました。
ありがとうございます。
返信いただき感謝いたします。
彼には安易に触れてほしくないと何度も伝えているのですが、全て私が悪いそうです。
不倫経験があるくせに強気だと言われました。
彼なりに不安を抱えて、それを私にぶつけているのかもしれません。
それを辛いと思ってしまい、上手に受け入れていないのかもしれません。
うまく受け入れられるよう考え方を変えてみたいと思います。
丁寧な回答ありがとうございました。