hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

許せない

回答数回答 2
有り難し有り難し 39

昔やられた仕打ちを許せないし気づかなかった自分にも腹が立ちます。思い出す度にイライラし、思うようにことが進まずイライラして悪循環です。どうしたらイライラが止めれるでしょう。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、ご自分を認めましょう。

昔の事を思い出してイライラとする自分を、まず自分の中で許してあげましょう。
そんな自分は認められないという思いが更にあなたをくるしめていると思います。

嫌な事があったんだから、それを思い出して許せなかったりイライラすのも仕方ないなって
そう思って、まず、そのような状態にある自分を認めてみて下さい。

あの時は辛かった…そんなこともあったさ…って
良く耐えたよね…って。

で、次に顔を上に向けて
「よし!次に行くぞ!!」と自分にかけ声をかけてみましょう。

今の貴女は昔の貴女ではありません。
しだいに嫌な思いや許せない気持ちは和らいで行くと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
このお坊さんを応援する

相手にしたら相手が一番喜ぶ

「人にはバカにされていろ」
これはお釈迦様の教えではなく、居酒屋によく貼られている「親父の小言」の中の一つです。
相手からはどう思われたって良いのですよ。
当の本人も今頃ケロリと忘れているもんです。怒るだけ損、損。
あなたが今誰かの事を「あいつめ」「こんにゃロメ」と思おうが相手には何の影響もございません。
いくら憎んだって相手はあなたからどう思われようがどこ吹く風です。
これを逆に考えて、相手からどう思われていようが、気になさらぬことです。
今現実に目の前にいない相手に腹を立てる事は、一人相撲以外の何でもありません。
自分の心の中に虚妄、虚像の相手を思い描いている。
戦おうとしたって戦えませんよ!(相手がいないし、その相手は自分のイメージなのですから)
仏教は、憎む相手の正体とは、自分の中の虚像の相手でしかなく、自分が作り出したものであると説いています。つまりリアルの相手ではないのです。自分の心の中のセルフイメージなのです。だから実際の党の本人はあなたの思いとは無関係な活動をしているはずです。
怒りの正体、キライな相手、憎い相手の正体は、実は自分の思いであるという事を見抜けたら、あなたはご立派です。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ