憎まれっ子世に憚る
自分がかつて関わった人間のことについてです。
その人間は自分の保身と人が堕ちていく快楽のために,少なくとも一人の人生を終わらせかけました。それは自分で,自殺未遂を経験し5年の歳月を経てやっと最低限の生活が出来るようになりました。その人間はまた,風の噂ですが他の人間も同じように追い詰め不登校,自主退学させたそうです。さらに自分は推薦をもらって有名大学に通い人生を謳歌しています。
自分は今旧友と連絡を取り合ったり,趣味で新たな繋がりができて,前向きに過ごせていて以前よりその人間への恨みを口にする機会が減りました。
ただそんな何人もの人生を狂わせるような危険人物が,ましてや推薦をもらい誰もが知っているような大学に通っているのは信じられないです。
その人間のせいで同窓会に行けなくなったことと,通信制の大学へ通うことになり将来の選択肢が減ってしまったことに対して恨みがありますが,今は過去にされたことはどーでもいいやと割り切れるようになりました。
されたことについては過去のことと割り切れるのですが,腑に落ちないことがいくつかあります。世の中はやはりそういう自己保身,自己主張が強い人間の方が上手くやっていけるのですか?
また因果応報があるなら来世ではなく現世でも返ってきますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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その様な者は苦しみ続けます
拝読させて頂きました。
憎まれっ子世にはばかる、確かによく聞かれる言葉ですね。あなたがその様に思われることもよくわかる様に感じます。
その様な悪意や悪行をして他者を傷つけた者は直ぐにその報いを受け続けていきます。既に自らをおとしめていっているのです。表面上はうまくいっていて何にも問題ない様に見えたとしても必ず自ら落ちていきます。そして自らの悪業によって苦しみますし、反省し懺悔し謝罪しない限りその罪も苦しみも永遠に続くのです。人のせいにしたり逆恨みしたりしてまた悪業を重ねていけば余計に自分からおとしめ苦しみが増していくのです。
ですから憎まれる様なひどいことをすればはばかるどころか地獄苦しみを受けるのです。
ですからその様な悪縁からしっかりと離れ、善き考えや言葉や行いを心がけましょう。
あなたがこれからの未来を善い考え言葉行いを心がけて善きご縁に恵まれて健やかに豊かな毎日を生きていかれます様に、大切な人と一緒に心から幸せに生き抜いていかれます様に切にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma先生,何度もお答え頂き本当にありがとうございます。
”人のせいにしたり逆恨みしたりしてまた悪業を重ねていけば余計に自分からおとしめ苦しみが増していくのです。”
これは自分にも当てはまることだと思いハッとしました。肝に銘じ憎しみで我を失わず,生きていこうと思いました。
ありがとうございます。