高価なもらい物
知り合いのご高齢のご婦人から10万くらいする指輪を譲り受けました。その方とは出会って数ヶ月で、お会いしたのも10回ほどです。高価な物なので何度も断りましたがもらって欲しいの一点張り。私を娘のように思ってくれているようです。(その方には生き別れた娘さんがいるようです)結局頂くことになったのですが、何か良くないことをしているような気分になっています。「ありがとうございます」と素直に喜んで受け取るべきだったでしょうか。その方に嫌な思いをさせていないか。今後良い関係性を続けるためにどんな心持ちで対応すればよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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金額より気持ちの価値。トラブルにならないためにも念書を。
金額を聞くと高価に思いますね。また、大切にされていたものや、思い出のものであっても、それをいただくのは気が引けますよね。
人間は、付き合いの深さや、何かのお礼として、贈ったりいただいたりすることが多いので、突然の贈り物は、受け取りにくいですよね。
送る側の想いとして、金額の価値や付き合いの期間よりも、もっと深い意味がおありなのかもしれませんね。
ご高齢ということもあります。自分の持ち物を整理していかれる中で、自分で抱え残していくよりも、大切な人に譲り受けてほしい、使ってもらってこそ輝き価値が出る、引き継いでいってほしい、そのような気持ちが優先されていくのでしょう。
「あなたに大切に使ってほしい。私を思い出してほしい」そんな願いもあるのかもしれませんね。
素直にありがとうと、お受けなさったらいいんじゃないかしら。遠慮されるのを承知で、どうぞとお渡しされたことでしょう。ですから、これからも、今までと変わらず、同じようにお付き合いなさって行かれたらいいと思いますよ。
一つ気になるのは、今後認知症などになられたときに、その指輪を、取られたなどトラブルに発展する可能性は避けたいですよね。
指輪を大切にさせていただくためにも、念書も一緒にいただけたらとお願いしてはどうでしょうか。
質問者からのお礼
ご回答頂きありがとうございます。
金額の価値や付き合いの長さよりも深い意味があるかもしれないと考えると、その方の想いに素直に感謝しようと思えました。そして彼女とは今までと変わらず付き合って行こうと思います。
認知症になった場合に備えて念書、とは考えが及びませんでした。ただ、それを頼むことで心信頼関係が失われないか心配になります。それを踏まえて、指輪は要望があればいつでも返すというスタンスで、預かり物、という意識で使わさせて頂こうという気持ちが湧き上がりました。
アドバイスのおかげで色々な気づきがあり、このような考えに至りました。改めてお礼申し上げます。
誤)心信頼関係=>信頼関係
タイプミス失礼しました