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子供の不登校など

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有り難し有り難し 22

我が家は私と夫、娘(中2)、息子(小6)の4人家族です。
中学生の娘が3月頃から朝起きづらくなり、腹痛気持ち悪さを訴えていたため
病院へ行ったところ起立性調節障害を発症している事がわかりました。
4月から薬を飲んで治療していますが、あまりよくなっておりません。お医者さんの話では数ヶ月でよくなる人もいれば2、3年かかる人もいるそうです。以前は遅刻しながらでも登校できていたものの、4月からは2日登校しその後現在まで不登校となってしまいました。午後は調子が良さそうな時もありますが、遅れて登校するのは人の目が気になると言って結局休んでしまっています。学年主人の先生からはオンラインで授業を受ける、別室登校、保健室登校、スクールカウンセラーの部屋へ登校するなど提案いただいておりますが、娘には全て拒否されてしまっています。もともと内気で打たれ弱いところがありましたが、中学に入ってからは年頃なのか特に些細なことでも気にするようになり、ストレスを抱えていたようです。友達もおり、学校に行きたい気持ちはあるようですが、イマイチ勇気が出ないことと身体がついて来ない状況に困惑しているようです。娘本人は進路のことも気になるようで、こんな状態で進学できるのかなど、時々私に泣きながら相談してきますが、その割には定期テストも受けず家で勉強することもありません。病気の特徴ではあるようですが、家でずっとスマホをいじって横になりダラダラする姿にこちらはイライラせずにはいられません。また学校登校中の中学生の姿を見るとなんでうちは学校にいけないんだろうという思いが込み上げてきて、涙が溢れくる時もあります。また他の保護者と交流するのも何か気を使われいるようで辛く、なるべく関わらないようにしてしまっています。我が家は夫婦共働きなので、私が仕事を辞めるなり調整して、娘に付き添ってあげたい気持ちもありますが、主人が癌を患っており、いつ再発してもおかしくない状況のため家計の事を考えると仕事を手放すのも躊躇してしまいます。また娘の担任の先生は病気に理解がなく、学校に来る気がないと決めつけているような感じで、こちらも対応していて辛いです。そんな姉の姿を見てか、弟も近頃学校に行きたがらない事が増えて来ました。
どのように子供達と接したらよいか、また気持ちが前向きになるためにはどうしたらいいかアドバイスいただけたいです。

2024年7月12日 15:59

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

変化を求めるようなことは聞かず、一緒に過ごす時間を大切に。

親としては心配もあり焦りもありで、もどかしい気持ちですよね。

10代思春期の女の子に多いと言われています。一見、甘えて、怠けているように見えてしまうのですが、自律神経の働きが弱っているからであり、本人は上手くコントロールが取れずにもがいていると思います。人目も気になるお年頃ですし、学校という社会の中に戻り順応していくには時間もかかるかもしれません。それがストレスとなっている現実でありますから、いろんな方法で学ぶことを先生は提案してくださるでしょうけれども、(ここまでしてもらっているのに行けない)との気持ちがプレッシャーになる場合もあります。本人の気持ちに合わせながら待ってあげましょう。

私が支援している子にも、同じ症状の子が何人もいました。みんな女の子でした。自分の体のこと、親や周りからの心配を、しっかり感じています。そしてそれをすごくプレッシャーに思っていることが多い。ごめんなさいって。
謝らなくてもいいし、あなたのペースでゆっくり行きましょうと声をかけていきます。 

お寺に遊びに来たり、一緒にお茶をしたり、カラオケに行ったり…。心がパンクしないように、たわいもない話をしたり、声を出したり、体を動かしたりしながら、ゆっくり心身を整えていき、生活のリズムが整っていきました。

どうなってしまうのだろうと、本人は弱気になるし、落ち込んだりイライラしたりすることもありますが。大人は焦らせず、諦めず、愛情を注いでいきましょう。長い目であたたかく優しく、ゆっくり見守ってあげましょう。どの子も、回復し、前を向いてしっかりと歩いてくれています。

ですから、娘さんも必ず治っていきますよ。みんなそれぞれのペースがありますから、焦る必要なんてないのです。弟さんも、いっときのことだと思います。学校に不満がない子であれば、休んだらつまらなく感じますし、また学校に行くようになりますから、息子さんのことも本人に任せて見守りましょう。

あなたもお仕事を抱えて大変かと思いますが、体調はどうだとか、何して過ごしていたのと、変化を求めるようなことは聞かず、「今日は何を食べようか?一緒に作る?」と声をかけながら、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。親子の関係を良好に。必ず笑顔が戻ってきますからね。

2024年7月12日 19:23
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

同じような症状の子供達も回復されてるとのことで、希望を持つことができました。
ありがとうございます。
娘の気持ちに寄り添い、焦らせず、長い目で見守りたいと思います。

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