死なせてしまった小動物の供養について
こちらで質問させていただくのは初めてですので、不手際等ありましたら申し訳ありません。
数週間前から玄関前で見かけていたカエルを不注意で踏み殺してしまいました。
私自身カエルが好きで、かつ縁起の良い動物だということで玄関先でそのカエルを見かけた時は嬉しく思いながら観察しておりました。
ある意味愛着のようなものが湧いていたカエルを殺してしまい、バチが当たるかもしれないという不安よりも罪悪感やショックが強く立ち直れません。
せめて何か供養をと思うのですが、個人の庭がないためご遺体を埋める事も難しいです。このような状況でも何か出来る供養、償いはありますでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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南無阿弥陀仏
亡くなったカエルが極楽浄土に往生(転生)できるように願って、極楽浄土を造られた阿弥陀仏の名前を口で称(とな)える念仏をしましょう。
南無阿弥陀仏のナムとは、すべてを委ね尊敬しますという意味です。
アミダとは無量(はかりしれない)という意味であり、阿弥陀仏は寿命(慈悲の象徴)と光明(智慧の象徴)が量り知れない仏様、別名無量寿仏、無量光仏とも呼ばれます。
仏(ブツ、ブッダ)とは真理に目覚めた者、悟りを開いた者という意味です。
無量の慈悲と智慧で、いつまでもどこまでも私達を救ってくださる仏様が阿弥陀仏です。
合掌(手を合わせ)し、十念(10回念仏を唱える)をしましょう。
(仏様が放つ光明が宇宙の隅々まで照らし、その光に触れたカエルは極楽浄土に転生してやがては仏様に成れるとイメージして)
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
(4回目で息継ぎしてもよい)
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
(8回目で息継ぎ)
なむあみだぶつ
なむあみだぶーぅ。
(礼拝:10回目のなむの直後からゆっくり頭を下げる)
以上が十念の作法です。
生きとし生けるものがみんなもれなく救われますように。