過去の恨みが消えない
昨年度1年間地元の自治会長をしていました。
引継ぎらしい引継ぎもなく、渡されたこれまでの履歴や資料を辿りながらなんとかやってきました。
地元からの苦情や要望、配布物の仕訳、行事の準備などやることが多かったので休日を潰して時間を作り任期を終えることができました。
任期中いちばんしんどかったのは他の役員との関わりでした。
とにかく不平不満が多く、少しでも気に入らないことがあるとこれでもかと言わんばかりに文句を言ってきました。
言い返してもよかったのですが、そうしたところで時間と労力の無駄だと思っていましたし、自治会長が終わればそう関わることもない人たちだから今だけの辛抱。何を言われても右から左に流すように無理やり自分に言い聞かせてきました。
そうやって散々言われっぱなしで任期を終えて、予想どおり任期を終えたあとは会うこともありません。
やっと平和な生活に戻れたと思っていたのですが・・・
自治会長の間にされたことが頭から離れません。
任期が終わればどうでもよくなるだろう、忘れてしまうだろうと思っていました。
ですが近所ということもあってか何かと思い出してものすごく不快でイライラします。
そこに輪をかけて後任の自治会長が何かと聞いてくるので否が応でも自治会に関わらざるを得ません。
関われば関わるほど記憶が呼び覚まされてますまず不快でイライラが増していきます。
やられっぱなしじゃ気が済まない。なにか仕返しをしてやりたい!と思う自分がいます。
実際に仕返しなんかするつもりはないし、そんな暇もありません。
ですが何かの拍子に怒りのスイッチが入ってしまいそうです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
誰かに愚痴を聴いてもらう
後任の自治会長に引き継ぎをするついでに、愚痴を聴いてもらってはどうでしょうか。
癖の強い住民もいるから気をつけた方が良いよというアドバイスも兼ねて。
自治会長経験者同士ならわかり合える内容があると思います。
誰かに吐き出すことで怒りが落ち着く場合があります。
役員で飲み会などをする自治会も多いと思いますが、愚痴の発散の場としても機能しているのかも知れませんね。
また、自治会とは全く関係のない人に愚痴を聴いてもらうのもありだと思います。
どこにでも自治会やご近所トラブルはあるので、他の地域の友人や会社の同僚にも理解できる話題だと思います。
また、家族に話すだけでも発散になるかもしれません。
自分を守るためにも、忘れる努力を・・・!
こんにちは、
自治会長は大変だったでしょうね。
私も自治会の役員をしたことがありますので、自治会長の大変さは目の当たりにしてきました。
自治会の用事や行事も大変ですが、何よりも人との関わりが堪らないくらい煩わしいですね。
「よくこんなことを平気な顔で言ってくるなあ。」と目が点になるような人もいます。
そして、何よりチームであるはずの役員会は、全く価値観の違う人の集まりですから腹の立つことのオンパレードになります。
中には人格否定かと思うようなことを言う輩もいます。
ですから、あなたが怒りに任せて恨みが沸々と湧き上がってくる気持ちは、一人の人間としても経験者としても痛いほどわかります。
ただ、大きく見ると世の中というのはそんな人間の集まりだとも思うのですよね。
多分、あなたに文句を言ってきた役員さんの言葉には、あなた自身を攻撃するような言葉があったかもしれませんが、それは自治会長のあなたに対してであって、元々はあなた個人を攻撃する私怨ではないはずなのです。
ところが、今、もしあなたが仕返しを考えてしまったとしたら、これは完全な私怨になってこの仕返しには大義がなくなってしまいます。
その言われた時に言い返していれば、まだ相手も怒っている原因を考えることができるでしょうが、今言われてもただただあなたに怒り返してくるだけになります。
その時に言えなかったことは残念ですが、今こそ思いが出てきても忘れる努力が必要な時です。
こういう思いは、泉が湧くがごとく出てくるものですので、特効薬はありません。
もし忘れるのが嫌ならば、これは怒りのベクトルを仕返しに集中して時を待つしか無くなります。これはあまりおすすめはできません。
ですが、自治会との関わりがどうでも良くなると、こういう想いは少しずつ減ってくるものです。
ご自分を大事にするためにも忘れる努力をしてみませんか。
経験者談でした。合掌