hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

希死念慮との付き合い方

回答数回答 2
有り難し有り難し 25

希死念慮との付き合い方について、お坊さんの視点からアドバイスをいただきたいです。

皆様のおかげもあり、生き方に対する姿勢は以前と比べ変わってきたように思います。

仕事でミスをしても、そういう人間なんだから仕方ない。

やりたいことができなくても、今はできる環境ではないのだから仕方がない。

自分ではどうしようもないこと、現在の自分の能力では解決しようのない問題に対して、あれこれ悩むのはやめました。

様々な点で悟りを得られたように感じます。

ただ時折、どうしようもなく消えてしまいたい気持ちに駆られます。それは、周りに迷惑をかけているなと感じた時や、仕事で何も成果をあげられていないと感じた時などです。

読んでいて矛盾を感じられたと思いますが、落ち着いている時には悟りを得られているものの、少しでも身体的に疲れている時や、周りに人が多く気を張っている時など、自分にフォーカスできていない時などに、なんらかのきっかけで悟りが崩れてしまいます。そうして、一度死にたいモードに入っていくと、しばらく悟りのモードに戻れなくなります。どうしようもない、と自分で自分を言い聞かせていた分、反動でかなり深いところまで落ちていきます。

この死にたいモードの時に、ふとした瞬間で死んでしまわないか、自分を信用できず怖いです。

またこのモードに入っている時は、とても苦しく、辛いです。周りに人がいても涙が出てきてしまい、隠し切れないこともあります。

どのようにしたら、この瞬間的な死にたいモードから脱出できるのでしょうか。

瞬間的とは言いつつ、数日続くこともあります。数年間うつ病と闘っていたこともあるので、また再発するのではと怯えています。生きていればいい、と言いますが、その生きていることが辛く苦しいのです。毎日、仕方がない、と言い聞かせて息しているわけです。希死念慮を抱く前の、定常状態の生き方についても問題があるのかもしれません。

2024年8月3日 22:11

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

開き直りは、諦めではなく、受け入れて次を見る姿勢なのです。

みんな、「あるある」だったりしますよ。
落ち込む時に、そういう人間とか、仕方がないと自分を下げるよりも、「ま、いいか。そういう時もあるわ」と、開き直りが自分を支えてくれます。

開き直りは、諦めではなく、受け入れて次を見る姿勢なのです。だから、自分が下がることもなく、前を見据えて、気持ちが自然と切り替わっていきます。

あなたが、死にたいモードに入っている時は、ハスノハに来てください。誰かが必ず答えますから、お坊さんと話をしましょう。一人で考えるよりも、毎日誰かとやり取りをしているほうが気が紛れます。ハスノハのお坊さんは、ポジティブな人が多いので、良き影響も受け入れやすくなりますよ。
どんな時も、仏様は一緒に生きてくださっていますからね◎

2024年8月3日 23:30
{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

ご自分を褒めてあげましょう

お話しくださりありがとうございます。その気持ち、重ねて受け止めます。
あなたがここまで真剣に生きてこられた証が、今この言葉の一つ一つに映し出されていますね。常に現実と向き合い、その中で自分の心と向き合い続ける日々。確かにその道は険しく、孤独なものだったかもしれません。
悟りを得たと感じる時もあれば、ふとしたことで心のバランスが崩れてしまう。その繰り返しの中で、何度も生死の間を彷徨うような思いに駆られる瞬間がある。そんな時、自分が自分を信じられなくなる恐怖があること、痛いほど理解できます。
まず、あなたの努力とその中での思いを肯定したいと思います。様々な苦しみの中で、それでも今を生きている、その事実は非常に尊いものです。
「瞬間的な死にたいモード」から抜け出すために以下の点をお考え下さい。

1. 自分に優しくあること。
あなたは「仕方がない」と自分に言い聞かせてきましたよね。しかし、その言葉にどこかで自分を責める気持ちが含まれているかもしれません。もっと自分に対して優しい言葉をかけてみませんか。「よくやっているね」「こんなにも頑張っている自分がいる」と、自分を暖かく包み込んであげるような言葉を心に届けてください。

2. 小さな安らぎを見つける。
疲れている時、非常に苦しい時ほど、心と体を癒す時間を意識して取り入れることが重要です。お茶をゆっくり飲む、自然の中を散歩する、心地よい音楽を聞くなど、少しでも心安まる瞬間を探してみてください。その小さな喜びが、あなたの心の回復を助けてくれるかもしれません。

3. 呼吸と接する。呼吸は心を穏やかにする手助けになります。深呼吸を意識して、ゆっくりと深く息を吸い、吐き出す。その繰り返しを行うことで、少しずつ心の安定を取り戻すことができるかもしれません。「今、ここにいる」と自分を感じることが大切です。

4. 信頼できる人との交流。あなたの心の重荷を少しでも分かち合える人はいないでしょうか。直接顔を合わせることが難しいと感じる時でも、電話やメッセージでつながることができます。時には支えとなる存在に頼ることも、大切なことです。

あなたのその辛さと苦しみの中にも、必ず解決の糸口はあります。どうか、ここまで頑張って生きてこられた自分をもっと大切にしてください。その命の尊さを忘れずにゆっくりと進んでいけることを心より願っております。

2024年8月4日 11:12
{{count}}
有り難し
おきもち

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。開き直り、割り切りがまだ上手くないみたいです。悪いモードに入ったら、またハスノハに来たいと思います。

落ち込みから抜け出すための4他の具体的な方法についてご教示いただきありがとうございます。実践してみたいとおもいます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ