見てくださりありがとうございます。
先日、己の心の弱さから、二年前に二度としないと誓った過ちを再度犯してしまいました。具体的に申しますと、試験の際隣の方の解答を盗み見てしまいました。
いい歳して反道徳的な行いを二度もしてしまったことや、大事な局面で易きに流れたことに対する失望と後悔で胸がいっぱいです。二年前にこれからは正しく生きると決めたはずなのに、このような行いをした自分が情けないです。
幸い、私は環境にも友人にも恵まれていると感じます。だからこそ、反道徳的な行いをした自分がこんなに恵まれていていいはずがない、きっと相応の報いがあるに違いないという恐怖心が絶えません。友人との会話を楽しむことはできても、家に帰ると楽しい思いをしたことに対する罪悪感に襲われます。
また、友人との会話で言わなくていい情報まで話してしまったり見栄を張るために嘘をついたり、勉強をサボったりといった自身の悪い行動がこれまで以上に気にかかり、さらに罪を重ねてしまったと恐怖心が大きくなります。余計にやるべきことに集中できなくなり、そんな自分を責めるという悪循環に陥っています。
悪いことをしたのだから報いを受けて当然だと考えています。それでもどうしても報いが恐ろしく、そんな弱い自分にも失望するばかりです。
自分はつらい思いをして然るべき人間だとは思いますが、もしこの悪循環から抜け出せる考え方があれば、教えていただけると幸いです。また、弱い自分をどうか叱咤激励していただきたいです。よろしくお願い致します。
怠惰であること 見栄を張ること
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弱い自分というよりも、ズルいのだと思いますよ。
わからない(理解できていない)ものを、カンニングして答えても、わからない私のままです。また、見栄を張るために嘘をついても、中身の無い私です。勉強をサボったら、その分 力がつかないだけの私です。
現実から逃げてばかりで、その場を取り繕うズルい私。
悪いことをしても、ズルいことをしても、図太い人っているけれど、見せかけのハリボテの私は、周りから置いていかれるでしょう。
結局は一つ一つ身につけていくこと。学ばずして、世の中は渡り歩いていけません。
報いを受けるというよりも、恥をかくことになりますから、自分のためにしっかり学び、力をつけましょうね。
中田 三恵様
お返事をくださりありがとうございます。
ズルい、という言葉に核心をつかれた思いです。だからこそ、いつまでも自分に自信が持てないのかもしれません。
二度と同じ過ちを犯さぬよう、今日から堅実に学び続けます。
改めて、貴重なお言葉をありがとうございました。