hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

心の痛み、憎しみが消えません

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

私は過去に2回、子供を諦めました。
今はおおきくなった子供が3人いて、娘の一人が最近、流産してしまいました。
それは残念な事なんですが、娘の旦那さんが娘の側にいて体調を気遣っていたり、主人が娘は大丈夫か?と心配していたのを見て、私が手術した時は、2回とも主人は全く気遣ってくれなかった、手術直後からまた仕事に家事育児と休む暇も無かった、そもそも主人は週の半分は仕事でいなかったので、子供の世話も両親の世話も全て私、と、この20年間の心の古傷が今になってモヤモヤしています。

誰にも言えなくて、ずっと蓋をしてきた気持ちが、娘の流産をきっかけにこんな風にまるで嫉妬のように蘇ってきたのが、悲しいのと悔しいのと自己険悪で涙が出てきます。

主人は今は丸くなりましたが、昔から謝る事はなかったので、せめて私が死ぬ前に一言、謝ってくれればまだ救われそうな気がするのですが、今のこのモヤモヤをどうすれば気が治るのでしょうか。

2024年9月29日 10:12

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今が夫に言うチャンスかも

女性と男性ではものの考え方や着眼点が全く違う場合もありますので、基本的に、気持ちは言葉にしないと伝わらないのです。
夫婦でも、わかってくれて当然ではないのです。
ですから、ご相談内容を言葉にして伝える方が良いと思います。
夫にとっては「何年も前のことをなぜ今?」でも、そのことを今思い出して今怒っている妻にとっては、ずっと続いている現在ですよね。
でも夫は「なぜ今になって?」とキョトンする可能性もある。
そこで、今のタイミングならば「娘のことで改めて思い出した」と理由付けしやすいでしょう。
なので、今が気持ちを伝えるチャンスだと思います。
なお、誰にでも欲・怒り・怠け・プライドの煩悩があり、煩悩と現実の間で悩み苦しみやストレスを抱え、ときには間違った言動もしますね。
夫婦は、相手が煩悩に負けないように(例えば夫が家族サービスを手抜きしないように等)叱咤激励することも大切ですし、相手の煩悩を「お互い様」と許す慈悲も必要だと思います。
夫婦お互いに、心の中のもやが晴れる結果になると良いですね。
追記
 ちょっと前まで、モラハラとかDVの概念も一般的ではなかったですからね。
 そんな中で怖い夫に対して気を遣い続けてきたあなたの忍耐力はすごいと思います。

2024年9月29日 11:38
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

読んでくださってありがとうございます。主人には自分の気持ちをずっと伝えられないまま過ごしてきました。昔はケンカをすると本当に怖い存在であった為、自分が我慢すれば心も体もこれ以上傷つかなくていいと思っていたので、もう言えなくなっていました。

もう50代も過ぎ、自分の気持ちを大事にしたいと思うようになりました。少しずつ、本音を話せるようになりたいと思います。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ