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旦那が自死しました。回答受付中

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先日、内縁関係だった夫が自死しました。
私と出会う前からアルコール依存症で入院したり調子がよかったりを繰り返し、一緒になってからもその状態が続いていましたが私も夫の事が大好きだったので病気を受け入れ一緒にいました。
夫も家族の事も私の事も大事にしてくれ血の繋がりのない子どもたちもわが子のように育ててくれました。
ただ、アルコール依存症で失業が何度もあったりで家計は苦しかったのですが二人でなんとかがんばろうとやってきました。
夫が仕事で先月から出張で家を離れることになり、アルコール依存症のことや、ひどく寂しがりやなとこもあったので私や夫の両親も2か月も出張に行くことに反対していたのですが…夫がどうしても断りきれずに結局出張に行ってしまいました。
出張に行ってからは毎日電話もしてくれて時々弱音を吐く時もありましたが仕事の事を話してくれたり、頑張るからといつもと変わった様子もなく私も安心していました。
でも、亡くなる3日前に電話があった時に
出張が1ヶ月延びそう。嫌だなぁーと話していたのでちょっと大丈夫かな?と心配はしていました。その次の日から体調悪いと仕事を休みはじめまたお酒を飲んでいる様子だったので気持ちが安定してないなと気にはなっていました。
亡くなる前日に電話がかかってきた時に、酔っ払っていたような感じだったので、つい
「仕事の人に迷惑かけたらダメだよ。がんばらないと」と電話で言ってしまいました。
夫も「〇〇ちゃん(私)色々ごめんね」と言いそれが最後の会話となってしまいました。
次の日、自殺してしまい私のあの言葉が最後の言葉になってしまって…私のあの言葉で自殺しようと思ったんじゃないのか?何であんなこと言ってしまったんだろう。もしかしたら何日も前から電話でSOSだしてただろうに…なんで私は気づいてあげられなかったんだろう…と後悔でいっぱいで、助けてあげられなかったことを毎日悔やんでいます。
やっぱり私が悪かったのでしょうか?
私と過ごしてお金にも苦労したし一緒になって不幸だったのではないかと…色々な後悔ばかりで申し訳なくて考えると苦しいです。
私はどうしたらよいですか?

2024年10月14日 22:44

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ヒロ 様 相談ありがとうございます。

まずは、ご主人様のこと、お悔やみ申し上げますともに、ご冥福をお祈り申しあげます。合掌礼拝
愛する人が自死をすると、遺されたものは、どうしても罪責感がつきまといます。
あの時気づいていれば、あの言葉をもっと代えていれば、あの時こうしていればと。
それはでも、ご主人を愛していて、いつも心配していたことだからだと思います。
その時、その一瞬に正解はありません。いえることは、今のあなたが、ご主人を愛していて守りたいと思っていた(もちろん今も思っている)ことが、間違いないことだと思います。
ですので、自分を責めないことがいいのですが、今それが難しければ、愛とか優しさとか、思いやりを育んだ日々を思い返し、出来たこと、受け取ったこと、その人からの温かいメッセージをもう一度、心に留めるようにしてみましょう。
大声を出して泣いても構いません。遺影に文句を言っても構いません。どんなことでも語り掛け、とことん感情を出し尽くし、尽くしたその先の、出会ってからの日々に感謝の言葉を伝えてみましょう。悲しみがすぐに言えるわけではないですが、自分の感情に素直になりながら、思いを語りつくすことも大事なことなのです。思いやりを育んだ、つながりや絆は途絶えるわけではありませんので、沢山語り掛けてください。
そして、供養をしてあげてください。どのような信仰をお持ちかわかりませんが、仏教であれば、しっかりとお経をあげて供養をして成仏を願うことが大切ですから、仏事も、心の支えになると思っておつとめしてあげてください。
参考にしてください。合掌礼

2024年10月15日 14:35
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おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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病死だと思いましょう

自殺者の自殺前の様子を分析してみると、自殺者の9割は「うつ」等を患っているそうです。
メンタルヘルス不調の症状とひて希死念慮が出る。
風邪の症状で熱やせきが出るみたいに、メンタルの病気で死にたくなることがあるのです。
なので、夫の死は病死であったと思いましょう。
あなたのせいでも夫のせいでもなく、病気のせいなのです。
ただ、身体のどこを病みやすいかには個人差があり、夫はたまたまお酒に弱く、脳・神経が弱い体質だっただけです。
誰にでも体の弱い部分がありますから、あなたのせいではありません。
生き物から苦しみ(毎日の宿題)が無くなることはないと、仏教では考えます。
苦しみ(不満・宿題)は無くならない。
ただ、瞬間ごとに宿題の形が変わってゆくだけ。
今は、夫の死という苦しみと、それに対処しなければならないという宿題が現れている。
今までの人生だって、目の前の宿題を一つ一つやってきて生きてきた。
そして、小学生は毎日宿題があるけど不幸な顔はしていない。
大人だって、毎日の苦しみは無くならないけど、宿題(対処すべき不満)があること=不幸ではない。
苦しみがあるのが普通だと思えるときが来ると信じましょう。
小学生の心に戻れるときが必ずきます。

2024年10月14日 23:11
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