hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

バチでもあたっているのか

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

以前にも相談させて頂いた者です。

死にたいという気持ちと戦いながら、最近は家庭のことも仕事も頑張って、今日を生かされていることに感謝しながら生活してきました。

そんな矢先、新たに病気(難病)が分かり、一生付き合っていかなくてはいけないとDr.に言われました。
股関節の古傷も誤魔化しながら仕事をしていましたが、いずれ手術をしなくてはいけないこともわかりました。

やっと気持ちをが上向きになってきて、一生懸命頑張ろうと思っていたのに、情けなくなってしまいました。

以前から持病があり、約30年近く痛みに耐えて治療を続けて来たのにまた新しい病が加わるなんて、私は何で生きているのだろうと辛くなってしまいました。

私が最初に病気だと分かった時、祖母に「バチがあたったんだ」と言われたトラウマに蓋をしていましたが、今、その蓋が開いてしまったのか、私が悪い人間だからバチを当てられているのだ、今よりもっと苦しい思いをするのだという悪い考えが心を支配しています。

命を与えられているのだから前向きに頑張ろう
と思う気持ちが日に日に削がれていきます。

どうしたら強く生きられるのでしょうか。

2024年10月18日 20:30

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

病を治せなくても、あなたの心に手を当てて撫でてあげたいわ。

それはお辛いですよね…病気を恨みたくなりますよね。
ですがこの病気が、あなたの行いのせいで受けている(バチ)はずがありません。だって、あなたが一生懸命に生きてこられたことを、私はちゃんと知っているからです。

病は患部の痛みだけでなく、精神的に気持ちを沈めてしまいます。そのことにより、食欲が落ちてしまったり、睡眠が取れなくなったり、何かのせいだと責めてしまいがちになります。
祖母さんの言葉が、確かなものとして、あなたの記憶に刻まれてしまったのかもしれませんが、何かのバチを受ける存在があなたなのではありませんよ。

受け継いだ体質のようなものがあるのかもしれませんが、付き合っていかねばならない病なら、せめて気持ちが沈まぬように、こんな時ほど私たちに寄りかかってください。
病を治せなくても、あなたの心に手を当てて撫でてあげたいわ。

2024年10月19日 16:42
{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ