引越しの方角に囚われすぎてる。
家の購入が決まり契約しました。
方角を見ていただく機会があり判定していただくと
非常に悪い暗剣殺と言う方角に当たるらしく、全力で止められました。
私と子供、もしかするとその先まで悪いことが続くらしいです。
ふだんは占いだけでなく、厄までも気にしないのですが
悪いことを聞いてからはずっと気になってしまい、調べたり
このまま契約を続けてもいいのか悩んでしまってます。
本当はこういうことに囚われず、気持ちのいい引越しをしたいです。
どういう気持ちの切り替えすればいいのか、教えてください。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それは陰陽道や四柱推命という宗教的なものです。
ワシから一言、これは陰陽道やら四柱推命といった仏教で無い他の宗教が絡んでおりますので、気にするなと言いたいです。
でもね。人間として気になるのも事実ですが、こういう人たちにも本当に良心的な人たちは方角が悪いけどこうすればいいですよといったアドバイスをするとは思います。その時に、あれを置くといいですよとか、この部屋を何色にすればいいですよというのは良いのですが、このツボを30万円(高額)で買いなさいのようなことを言われれば距離を置いた方が良いと思います。騙されている人は自分が騙されているというのを気付きにくいものです。このように第3者に相談してから決めた方があなたにとっていいと思います。
ちなみに仏教には方角に人生を左右するものはありません。ワシの基本的スタイルはマイナスイメージのものにも良いところが無いかを探すことです。4と9はよ(4)く(9)なる。厄年は主役(厄)の年。椿がお墓詣りのお供えに適さないなら、椿油を使うな!生き物の性質に良し悪しを付けるのは言語道断。人の生き方にケチをつける人に深く関わらないことです。人の嘘を見抜くことも大事な能力の一つですよ。
方角以外の迷い
ほとんどの方にとって家の購入は、人生で一度しかない一番大きな買い物ですから、様々な不安がつきまとうのは当然です。まずは「不安な自分は正しいのだ」、と安心してください(ちょっと変な言い回しですね)。
『迷故三界城 悟故十万空 本来無東西 何処有南北』
これは、霊場寺院を巡拝する方が被る菅笠に書かれる言葉ですが、「迷っているから堅固な城壁に閉じ込められているかのように感じる。悟れば、さまざまなこだわりが消えて心が安らかになる。本来は東も西も、南や北もないのだ」のような意味になります。
もしかすると、方角占い以外に、資金繰りや、家族親族の意見、その他、何か迷いを起こさせるものがあるのかもしれません。それらが解決すれば、東西南北は自然と気にならなくなるかもしれません。
方角について
Mitsubachi様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
引っ越しへと向けて、方角が気になってしまわれて、風水・方位学的に悪いと言われてしまいますと確かに色々と憂いてしまいますよね・・
まあ、方位というものは、何を基準とするかでも色々と変わるものでございます。気にするなとは一概には言えませんが、気持ちの切り替えの一つとしては、例えば、引っ越しの際に良い方角からのルートを使って入られることや、面倒な事になりますが、方角的に問題のない実家や親戚の家へと形式的に一日だけでも引っ越ししてから、改めてそこから新居へと引っ越しされるということでも良いのではないかと存じます。
いずれにしても方位・方角の基準・基点というのは宇宙学的には定まり用のないものでございます。いまだ宇宙全体も膨張する中にあり、銀河系、太陽系自体も凄まじいスピードで動いており、地球も公転・自転で動いているわけですから、正直に言いますと、いまだ止まっているもののないこの世界では、方位・方角など実はあってないようなものです。基準・基点が定まらない、定められないのですから。地球が全く動かずに宇宙の中心で天動説が正しいとするならば別ですが・・おっと・・もはやこれ以上は営業妨害になりますからやめておきましょう・・
とにかく、「・・あまり、暦や占いに支配されすぎたり、束縛されすぎてはいけないですが、暦や占いを全面的に否定するのではなくて、楽しみながら、一つの参考として日常生活に活かすことが大切ではないかと存じております。・・」
また以下の各問いの拙回答も少しくご参照下さいませ。
運勢について
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_323404.html
占い・御神籤・お札・お守りなどについて
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_323402.html
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌