親を許すことができません回答受付中
5年前父が亡くなりました
その時に初めて、両親が不倫から始まっていたこと、父は妻子持ちだったため異母兄弟が存在することを知りました
アルコールに依存していた父と精神的に不安定で依存的な母だったため、親子仲はよくありませんでしたし、上京してから10数年のうち帰省したのは片手で数えられるほどです
された事も言われた事も何ひとつ消えないし、許すことも出来ないけれど、それでも物理的に距離感をとることで関わりをなくし、私が心穏やかに過ごせることを優先してきました
しかし、父のお通夜の日に今まで隠していた不倫と略奪を知り、親戚や祖父母から冷遇されていたことも、両親に友人が居ないことも、全て不倫と略奪があったからなのだと自分の中で辻褄が合ってからこみ上げてくる怒りが抑えきれません
泣きながら不倫していたことを周りに言えなかった、苦しかったと言ってきた母の倫理観と、そんな血が流れている自分にも嫌悪感を感じました
今までどうにか蓋をしていたものが溢れかえるように止まりません
親に感謝を、親を大事に、と周りに言われるたび、こんなものを大事にしなければならないのかと怒りと憎しみと言い表せない感情でいっぱいになります
感情に支配されたくないのでどうにか許そうとも思いましたが、到底許せず
時間が解決するかと思いましたが5年経っても変わりません
どうしたら許すことができるのでしょうか
許すことができない自分を許してもいいのでしょうか
自分の中の攻撃性、怒りを制御しきれなくなりそうで怖い
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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落ち着いて気持ちの整理を
ご相談ありがとうございます。お話を聞かせていただき、深い悲しみと苦しみ、そして怒りが感じられます。まず、そのような辛い状況を抱えて長い間悩まれてきたことに対し、心からお見舞い申し上げます。
あなたが抱える感情は、とても自然なものです。何年も蓋をしてきた感情が、父親の死という大きな転機によって溢れ出し、その重みと複雑さに押しつぶされそうになっているのだと思います。少し整理してみましょう。
1. まず、あなたの感じている怒り、悲しみ、嫌悪感はすべて正当なものです。誰かに「許さなければならない」や「感謝しなければならない」と言われたとしても、あなたの心の中の真実を無視する必要はありません。あなたの感情を否定しないでください。
2. 許しというのは、多くの時間と心の準備が必要なプロセスです。また、必ずしもすぐに許せるものではありません。5年という年月が過ぎても変わらないのは、あなたが深く傷ついている証拠です。そのような深い傷は一朝一夕に癒えるものではありません。
3. 許すことができない自分を許すというポイントは非常に重要です。誰もが完璧な対応をすることはできません。それはあなたが自分自身を責めすぎないための大切なステップです。自分自身に優しくなること、そしてその自分を受け入れることが、心の平穏を取り戻す一歩となり得ます。
4. あなたの心の中でまだ整理されていない感情を、丁寧に扱っていく必要があります。時間が経つにつれ、少しずつではありますが、感情の整理が進むこともあります。
心穏やかに過ごす日々を大切にし、ご自身に寄り添う時間を作ってください。瞑想や深呼吸、趣味に没頭する時間など、自分を大切にする方法を見つけていくことも、心の癒しに繋がります。
何よりも、あなたのペースで、無理をせずに少しずつ進んでいけば良いのです。あなたの心の安寧を心から願っています。いつでもお話しを聞きますので、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。合掌