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何故苦しい時期があるのですか?回答受付中

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苦しい時期って…良いことがあったと思った瞬間に「うわまたかぁ」と思わされる出来事が多いというか。ぬか喜びをさせられて、また地獄に突き落とされ、さまよっている感覚になります。

昔はそんなことなかった気がするけど…これも思い込みでしょうか。過去は美化するといいますし。それとも過去の刺激に慣れてしまい、何も楽しめなくなってるのでしょうか。
目の前の楽しいことを見たり、幸せを感じたりするのがいいと聞きますがたまに自分が酷く惨めに感じてしまうのです。
心が折れそうになります…。けど誰もがそうなのですよね…?100人いたら100人中…。人間は苦しくても、もがいて生き延びるしかないのですか?
どうやったって自分に自信は持てないです。

2025年1月5日 17:55

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生きる苦しみはあれども

拝読させて頂きました。
あなたが何故苦しい時期ばかりあるのかと思っているのですね。嬉しいと感じたつかの間にまた辛いことがおそってきて自分がみじめに感じてしまうのですね。そんな中をもがいて生きるしかないのかと思ってしまうのですね。詳細なあなたの状況はわからないですけれども、あなたがそうお感じなさることとてもわかる様に感じます。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
あなたがお感じなさる様に苦しいことが続いて楽しいことも幸せを感じることも僅かな様に私も思います。何故こんな苦しい思いをしながら生きなければならないのかと思ってしまいますよね。そう思い感じるのはあなただけではないです、沢山の方々がそう思いながらも生きておられるのです。
この苦しみがいつまで続くのかと思うと本当に生きることや意味も見うしなってしまっていっそのこと死んでしまった方がいいのではないかとさえ思ってしまいます。
ただそうは言ってもそう簡単に死ぬこともできないものです。
自分自身も周りの人達とのご縁もありますし、ふとした瞬間や出来事の中や何げない風景の中にも喜びや幸せを感じて生きることの有り難さや尊さを思いひたることありますからね。
仏教的に言えば苦しみのもとは自分自身にあると言われます。思い通りにならない、自分のものにはならない、嫌なことや嫌な人ばかりに出会うこと等にとらわれてしまうからこそ自ら苦しまなければならないと言われます。
なかなかそうは言ってもその通りとらわれることから離れるのは難しいかもしれませんが、少しずつでもその苦しみから離れるように生きることはできると思います。
私達の命は限られたものですから、その中で自分を大切に生きることで生きる希望や意味を見出していけるのではないかと思います。
あなたのその苦しみをここでも分かち合い、和らいでいくことできます様に、あなたが心から喜び合い幸せに生きることできます様に、大切な方々と心から充実して生き抜いていくことできます様に切に祈っております。そしてあなたを心から応援させて頂きます。至心合掌

2025年1月5日 19:27
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

毎日宿題があっても子供は笑っている

お釈迦様は、生き物から苦しみが無くなることはないと説かれました。
瞬間瞬間に新しい苦痛や不満が生じ、それらに対処するための課題宿題が発生します。
ただ、小学生には毎日新しい宿題がありますがそれが普通だったので笑っていましたが、大人になると宿題がゼロになった(自由に生きられる)ように錯覚してしまい、たまに課題にぶつかると普通ではなく異常事態、不幸だと思ってしまうのです。
私達は、息を吸えば「吐きたい」という苦が生じ、息を吐けば「吸いたい」という苦が生じる存在であり、毎日どころが毎秒必ず苦痛や宿題があり、苦が無くならず、ただ苦の形が変わってゆくだけなのです。
小学生のように毎日宿題があっても笑って暮らし、たった10分の休憩時間にでも鬼ごっこをしたりする(苦と苦の隙間を発見して休む)生き方ができれば、ちょっとは気楽になると思います。

2025年1月7日 0:12
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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