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空き家の仏壇 お盆はどうしたら?回答受付中

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有り難し有り難し 2

いつもありがとうございます。
空き家の実家に仏壇を残したまま、初めてのお盆を迎えます。
以前こちらで質問させて頂き、仏壇を私の自宅に移すまでの間はできるやり方で…とのご回答を頂いたので、今は月1回程度、実家に行きお参りしています。
昨年までお盆は、一人暮らしの母が迎え火、送り火を焚き、簡単なお盆飾りなどをしていました。
お墓は少し離れているためお盆には行く習慣はありませんでした。
今年の8月のお盆期間中、どこかで実家に行くつもりではいますが例年のように迎え火、送り火はできません。
私が行っている数時間だけお線香をあげ、お供えをすることはできますが、生花や食べ物等も置いたままにはできません。
そのような所でも亡くなった父やご先祖様は戻ってきているのでしょうか?
だとしたら、お盆の期間も雨戸も閉めたままの真っ暗な部屋であまりにも申し訳ない気持ちになります。

また、よく見る提灯を下げてお迎えや送りに行くわけではなく、お盆の期間やその前後にお墓参りに行くのはどうなのでしょう?
しばらくお墓参りもしていないのでこのお盆休みに行こうかとも考えていますが、お盆とお墓参りの関係がよくわかりません。(稚拙な表現ですみません)
どのように考え、ご供養するのがよいのかご教示頂けたらと思います。
よろしくお願いいたします。

2025年7月14日 18:03

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お盆の時期とこだわらなくてもいい。日常の中で手を合わせる習慣

お盆の時期なのにと、こだわらなくてもいいのですよ。物理的に距離もありますし、難しい環境にある人もたくさんいらっしゃいます。
その時期に無理をしてまで今までと同じことをするのが大事なのではなく、先祖や仏様を大切にしながら日常の中で手を合わせる習慣(生き方)にしていくことが大切です。
お墓参りも、お盆に限らず、参れる時に訪れましょうね。

いずれは、お住まいから近いお寺と縁を結んで、お寺参りができたらね。お寺には仏様がいてくださいますし、お坊さんの話が聞けますし、先祖供養もしていけるのですからね。

2025年7月15日 1:06
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おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

時期や形式にこだわらず

仏壇やお墓を気にかけていただき有り難うございます。
ご先祖様がお盆に戻って来られるというの は日本の文化的な催しであり、仏教教義そのものとは若干異なります。
お盆や施餓鬼で重要なのは、僧侶・教団や餓鬼等への布施(見返りを求めないプレゼント)や供養(食物、お香、灯り、お花等によるおもてなし)なのです。
つまり、仏教的に大切なのは、所有物への執着を手放し他者に施すことなのです。
それはお盆の時期にこだわる必要はありません。
ご先祖様が帰って来るというのは、七夕やハロウィンや節分の豆まきのような文化的な習わしですから、必ずしも時期や形式にこだわる必要はありません。
ご先祖様を含めた一切衆生(生きとし生けるもの)や仏(悟った聖者)・法(仏様の教え)・僧(教えを伝える者)の三宝に帰依(尊敬)し、供養(おもてなし)することは善行為であり、仏壇は、それを模擬的(イメージトレーニング)に行えるツール(訓練装置)です。
お墓や卒塔婆や位牌も、亡くなった人が来世で僧や仏に成っていると見なして拝む、三宝帰依のツールです。
布施・供養・三宝帰依等の善行為で心は清らかになり、功徳(心に貯まる善い癖)につながります。
功徳を積むと悟りやすくなる(成仏しやすくなる)のです。
また、仏壇やお墓等を拝んで発生した功徳をご先祖様や一切衆生に回し向ける(功徳をシェアする)ように念じることも、尊いことです。
ということで、善行為は年中いつでもやる方が良いのですが、時期や形式にこだわる必要はないと思います。
(豆まきの豆はいつ食べても体に良い。)
できることをできる範囲でやれば良いと思います。
例えば、チャリティー募金をして、その功徳をご先祖様のために回し向けるように念じるのも素晴らしい供養(功徳によるおもてなし)です。

2025年7月15日 6:25
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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