清々しく思える理由がわからない
懺悔交じりのお話とご質問をしたいと思っています。
まとまりのない長い文章ですが、どうか聞いていただけたら幸いです。
現状はプロフィールにまとめました。
私は妊娠直後から性行為を伴う浮気をしてしまいました。何しているんだろう、と思いつつ、寂しくて、肉体だけ、とわかりつつ求められたり、毎日おはよう、と言ってもらえる事がすごく幸せに感じました。
しかし、すぐに相手はただSEXするだけ。本当に会って、したら帰る、というようになりました。
妊娠中だから中出ししてもいいでしょ?授乳が終わったらピル飲むでしょ?中出ししたい。と沢山言われました。
私は、好きなら正直応えたいと思いましたが、彼にそんな気持ちはない気がし、応えられませんでした。ただ、毎日おはようと言ってくれいた事が嬉しくて、私からは手放せませんでした。時たま、私から、気がないならもうやめましょう、と伝えましたが、彼が言葉を濁した為、2年くらい関係を続けてました。
そして、つい、この間相手から色々と罵倒されながらお別れとなりました。
最初から恋愛感情などない、お互い既婚なんだから割り切れないと無理、お前はわがままだ、SEXが下手だ、女親として超えちゃいけない一線を考えろ、等と言われ、少し言い返しもしましたが、不思議と感情もわかず、はい、申し訳ないです、今まですみません、ありがとうございました。と彼のそれぞれの言葉に返しました。
相手は私の返答の全てに不満気でしたが、ここ半年程度、私に対する暴力的な言葉が多くて、この人は家庭や仕事、色んな嫌な事の全てを、私を見下したり、支配したり、罵倒する事で解消してるのかな、と考えていました。
それが可哀想な気がして、出会った当初からそうでしたが、彼も私も同罪なのだから、と、受け入れてあげたかったのですが、私は私の全部を彼の思う通りにしてあげるまでの気持ちには至れず、そうしてあげる事ができませんでした。
ただ、怒る彼に感謝の言葉を一方的に伝えてしまいました。
話をされたその日は眠れなかったけれど、ご飯も普通に食べて、仕事も子どもの事もなんとか普通にこなして、今も、喪失感、多少の憤り、復讐心、悲しみ、色んな気持ちは過りますが不思議と、彼と離れられてよかった!私は幸せ!と清々しく思う自分もいる事に驚いています。
それは何故なのか、わからないのでお伺いしたいのです。
自己愛が強いのに、自分のことが嫌いなことです。けれど愛されたい。好かれていたい、いつまでも自立できず、成熟していない。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
クズ男に、感謝を伝える大人な対応で、キッパリ縁を切った。
本当は、もう関係を切りたかったのでしょう。
だから、清々しいのではないかしら。
浮気のキッカケは、日常の虚しさを埋めるような気持ちから。何気ないやり取りから優しさに触れ、肌を重ねることで求められる愛を感じていたことでしょう。
ですが、やはりそれは性欲のままに偽りの恋愛であり、彼からのあまりにも非情な扱いや暴言に、同罪だから受け入れようと思いつつ、あなたはどんどん傷ついていったのです。
彼がどうしようもないクズで。それでもあなたは、今までありがとうと感謝を伝える大人な対応で、キッパリ縁を切った。
秘められた関係でありながら、未練も無く、日常は何も変わることなく以前に戻っただけ。余計な感情を引きずっても、表立ってトラブルになっては正直迷惑。
だから、彼と離れられてよかった!私は幸せ!と清々しく思うのだろうと感じましたよ。
これからは、周りに傷つけられず、自分のための生きる選択をね。
罪悪感のあとに訪れる心の回復
あなたのお話は、とても正直で、深い懺悔の心に満ちています。
そして、その中にある「清々しさ」に戸惑う気持ちも、よく理解できます。
人は罪を犯したあと、後悔と同時に“解放”を感じることがあります。
それは悪いことではなく、人間の心が回復へと向かう自然な働きなのです。
1. 「清々しさ」は、罪悪感からの逃避ではなく、回復の兆し
あなたが感じている「離れられてよかった」「私は幸せ」という感覚は、
罪を軽んじているのではありません。
長く支配と依存の中で自分を見失っていた関係が終わり、
心がようやく“呼吸”を取り戻し始めているのです。
仏教で言えば、それは「業(ごう)」の流れが止まり、
苦しみの因縁から一歩外へ出た瞬間。
心が軽くなるのは当然のことです。
2. 「懺悔」とは、過去を責めることではない
懺悔(さんげ)とは、「悪を悔いる」ことではなく、
「迷いから目を覚ます」こと。
あなたがこの出来事を振り返り、
自分の弱さや寂しさを正直に見つめている時点で、
懺悔はすでに始まっています。
罪は“行為”ではなく、“無自覚”の中に生まれます。
今、あなたは自らの行いを意識し、受け止めようとしている。
それは仏の教えでいう「懺悔即解脱(さんげそくげだつ)」
悔いることが、そのまま心の救いになるという境地です。
3. 「清々しさ」の奥にある祈り
あなたが感じた清々しさは、
「彼から離れて楽になった」という単純な解放ではなく、
「もう誰も傷つけたくない」という静かな祈りの表れです。
仏教では、苦しみの根は「愛着(あいじゃく)」にあると説きます。
あなたはその愛着の鎖を、自らの手で断ち切りました。
そこに光が射すのは、ごく自然なことです。
4. 懺悔のあとの道
懺悔は終わりではなく、新たな始まりです。
これからは、
・自分の体と心をいたわる
・子どもと日常を丁寧に生きる
・過去を「間違い」ではなく「通過点」として受け入れる
この3つを意識して歩んでみてください。
人は過ちを通して、他者の痛みを知ります。
あなたの懺悔は、いつか誰かを支える力になるでしょう。
どうか自分を責めすぎず、
「もう一度、誠実に生きよう」という祈りで日々を満たしてください。
その清々しさは、仏さまがあなたに差し出している“新しい道の光”です。
合掌
悪縁を切って生きること
拝読させて頂きました。
あなたとその人との関わりについて読ませて頂きました。詳細なあなたやその人やそれぞれのご家族の方々のことはわからないですけれども、あなたのお気持ちを受け止めさせて頂きます。
あなたがなさったことについて私があれこれと言えるとは思いません。
あなたのことを心から仏様や神様や皆さんのご先祖様に手を合わせ心から告白なさって下さい、あなたのお気持ちもありのまま告白なさって下さいね、あなたが自らの行いを省みて心から懺悔なさってもいいと思いますし、あなたが謝罪するべきと思うならば、仏様や神様やご先祖様やあなたが被害を与えてしまった方々に心の中から誠意をもって謝りましょう。あなたがこれからそのようなことはしてはいけないと思うならば、そのようなことなさらないと心から仏様や神様やご先祖様にお誓いなさって下さいね。
仏様や神様やご先祖様はあなたの思い、懺悔、謝罪、誓いを全て優しく受け止めて下さいます。あなたを善き方へとお導きなさって下さいます。
その人があなたになさったことは悪言、悪行です。その人のひどい言動は性的暴言暴力に近く犯罪だと私は思います。
あなたにとってはその人の縁は悪縁です。ですから今あなたはその悪縁をしっかりと切って生きることできるようになったのかと思います。
あなたの心の中には様々な思いが湧いてくるかもしれません。
宜しければあなたのお気持ちをここでもお話しになって下さいね。
あなたを心よりお待ちしております。
またあなたやご家族の皆さんがこれから心からお互いのことを思いやり仲良く幸せに生きることできますように切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
そしてあなたを心より応援させて頂きたいと思います。至心合掌
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
自分でもしょうもないとわかっていて、お叱りを受けるのを覚悟でお話ししましたが、お優しいお言葉をいただけて凄くホッとしました。
色んな未練はありますが、彼の身勝手さ同様、私も身勝手で、それが当然のように拗れて最終的になるようになっただけなのもわかっています。なので心の整理をして、できる事なら子どものためにも、なるべく早めに風化させていけたらと思っています。
また、迷ったり、決心がつきましたら心の整理の為お時間を頂戴させて頂くご相談の申込みをさせて頂くかも知れません。
その際はどうぞ宜しくお願いします。
Kousyo Kuuyo Azuma様
ご回答ありがとうございます。先日は失礼をして申し訳ございませんでした。
お話しいただいた通り、私の気持ちを受け入れてくださってありがとうございます。
貴方様のお言葉で一つ、気づけた事がありました。私が、謝罪や、申し訳なく思うのは、彼に対してではなく、彼のご家族に対してなのかもしれない、と当たり前のことに気づきました。勿論、他にもそうすべき方は沢山いるとは思いますが、その事に気づけていなかったことを恥ずかしく思います。
また、相手は私みたいにうじうじ悩む事なく、毎日を幸せに過ごしているのかもしれない、と思うなら、私が背中を丸めて、周りの人を蔑ろにするなんて事をしてはいけないと思いました。
本当にゆっくりとしかできてませんが、まずは、自分の散らかしてきたものを片付けて、整理し、整えたいです。
また色んな思いに駆られると思います。その時にはご迷惑をおかけしますが、どうかお話しさせてください。
ありがとうございました。
鈴木秀彰様
ご回答ありがとうございます。頂いたお話の中に物凄く共感できるお言葉があり、嬉しく思うと共に、少し背筋が伸びる思いを抱きました。
彼と過ごした時間は幸せに感じると共に虚しく感じ、自分で自分を追い詰めている様な気さえしました。また、今はどうしてか思い出せませんが、こんな気持ちや状況で彼に執着する事は彼をイライラさせ、嫌な思いをさせて、ある意味苦しめてるのではないか、と物凄く申し訳ない気持ちになりました。
この度の出来事で、何を不安に思い、どう行動し、自分がどう自分を見失っていくのか、少しわかった気がしたので、牛の歩みかも知れませんが色んな事を整理していこうと思いました。
改めて、この度はありがとうございました。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )