仲のいい親子を見ると、泣きそうになる回答受付中
今年の夏から街の耳鼻科クリニック勤務をしています。
給料は生活ギリギリですが、いろいろあって前職を辞めてから三年近く労働にブランクのある自分にとって、ほとんど生死に関わらない・休んでもなんとかなる・患者さんと深く関わらない・仕事ひとつひとつはそんなに難しくない、この職場は今の所しんどいところがほぼありません。
給与面から転職を考えることはありますが、しばらくは近所の耳鼻科でいつもごきげんなおばちゃん目指してやっていけたらいいなと思っています。
しかし、最近特定の場面を見るたびに、泣きそうになってしまうことが増えてきました。
待合室で、あるいは診察室内で。父親が子どもに優しくしている場面です。
ふと、自分の幼少期を思い出して、とてもとても悲しくなってしまいます。
うちの父は、決して愛情をかけてもらっていないとは言いませんが、どうしても夕飯時や出かけた車内で延々と怒られていた頃を思い出してしまいます。まあ、自分は子どもだったわけですし、至らない子どもだったから怒られていたんだろうなとは想像します。だけど祖母宅からの帰り道1時間近くずっと説教をされなければいけないほど悪いことをしていたのか?としこりも残っています。
大学まできっちり行かせてくれたし、習い事もさせてもらったし、食べ物にも不自由なく、養っていただきました。
大学生を出る頃からはほぼ連絡も取っておらず、家族とは疎遠になっています。私が距離を置いているのをわかってか、向こうから無理に連絡が来たりもしません。
それでいいと思っていました、が、今職場で仲の良い親子連れ、特に父親と子どもを見ると、ああ、自分もこんなふうに優しくされたかったなあ、とどうしてもどうしても悲しくなってしまうのです。
こんなことでいちいち職場で悲しくなっていたら、とても心がもちません。
それとも、気にしてしまう自分がおかしいのでしょうか。そんなことはないと思いたいですが、もう、わかりません。
いったい、どうしたらいいのでしょうか。ヒントをいただけましたら、とても有難いです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
これから出会う人との繋がりも、あなたの幸せの形になっていく。
自分の体験と重ねて見てしまうこともありますよね。微笑ましい親子に、あたたかい家庭、幸せなのだろう…と、自分が手にできなかった、望んでいた姿をそこに見てしまうのでしょうね。
あなたの育ってこられた環境を思うと、切なくなりますよね。親子関係や家庭環境は、大人になっても、今の生活に影響することもあります。
ただね、あなたも、たくさん乗り越えてきたことがあるわ。あなたに向けられた優しさやあたたかさにも、触れてきたことでしょう。あなたは、一歩一歩しっかり歩いてきましたよ。
見えている一部しか、わからないものです。あなただけが、取り残されているわけではなく、私たち ハスノハメンバーも含め、これから出会う人との繋がりも、あなたの幸せの形になっていきますよ。
クリニックのお仕事、あなたに合っていて安心しました。日々の出来事で、辛くなることがあれば、こうしていつでも話をしてくださいね。話せる場所があることで、また前を向いていけるわ。
その涙は弱さではなく、こころの回復です
ご相談ありがとうございます。
まずお伝えしたいのは
父親が子どもに優しくする姿を見て胸が痛むのは、まったく異常ではありません。
むしろ、ずっとがんばってきた心が
「もうそろそろ、本音を出してもいい?」
と顔を出しているサインなんだと思います。
子どもの頃に感じた “ほしかった優しさ” は、
大人になってから急に泣きたくなる形で出てくることがあります。
それは弱さでも甘えでもありません。
もし急に、悲しみが湧いたときには
「あの頃の私がまだ泣いてるんだな」
と、そっと認めてあげてください。
それだけで、心は少しずつ楽になります。
無理に消そうとすると苦しくなるので、
波が来たらゆっくり呼吸して通り過ぎるのを待つだけで大丈夫です。
ななふしさんは壊れるまで働き、
今ようやく安心できる職場に辿り着いたのですから、
心がゆるむタイミングで涙が出るのは自然なこと。
どうか、自分を責めないでくださいね。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )