以前勤めていた会社のことが忘れられません回答受付中
こんばんは。
だいぶ以前に、似たような質問をしたかもしれませんがご容赦下さい。
私は、以前、大手企業に勤めていました。能力がなくて、失敗ばかりして、上司から毎日のように怒られ、うつ病になって会社を辞めてしまいました。(現在は統合失調症と診断されている)
当時、私は、死にたくなっていました。今は、自殺願望は、ありません。
当時の上司を、私は恨んでいましたが、最近その感情も薄れつつあります。
今は、B型作業所で働いています。今のところ、特に大きな問題はないです。
死にたくなったからといって『逃げてはいけない』のなら、会社勤めを続けなくてはならなかったのでは?と思うことがあります。しかし、自殺することと、会社勤めを辞めるのとは、違うと、最近ようやく思えてきました。
しかし、収入の問題を考えると、今は、障害年金と貯金の取り崩しで何とかやっていますが、将来が不安です。
会社を辞めるときは、死ぬことしか考えられなかったので、致し方ないとは思いますが、『逃避』ということに関して言えば、会社を辞めるのも、自殺するのも同じかもしれません。
何か良いアドバイスを、よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
スポーツ選手も故障で引退
スポーツの選手(プロ、アマ問わず)が若くして故障で引退する場合があるでしょう。
あなたもそれと同じだったのです。
ハードワークで心身に故障が出たのですから、引退はやむを得なかった。
で、引退したスポーツ選手はそれで人生終わりではありません。
あなたも引退して10年以上経過しているのであり、今の状況が今のあなたなのです。
一方で、若い頃に選手だったとかは、仮に大会で初戦敗退だったとしても人生における勲章の一つと言えます。
あなたも、大手企業に就職できたという事実は誇って良い過去だと思いますよ。
人生はまだまだこれから。
動画サイトを見たり音楽を聴く、図書館で本を借りるなど、些細なことでも良いので、何か楽しみをみつけられると良いですね。
「人間が決めたルールではない人間のルール」人生に逃避はない
実は人生には逃避はありません。
あなたは逃げてると思っているかもしれませんし、逃げちゃだめだと思っているかもしれません。そして、世間では逃げることは恥だだとか、逃げることはよくないことだといわれていると誤解されているかもしれませんが、そういう言葉が一時的に流行っただけで、言葉の一人歩きです。
人生は間違った考えこそが一番の苦しみなのです。
仏教の三毒「貪瞋痴」の貪の欲とは、間違ったことを真実だと思いたいというおかしな欲求でもあるのです。悟りたい、痩せたい、治したい、でもその方法が間違っているのに、それが正しいと執着することは欲望です。瞋恚とは怒り。間違ったことを真実だと思い込めば反発が生じて怒りも生まれる。痴とは愚痴。迷い、愚かさ、無明。明らかならざること。この三つが合わさると地獄になるのです。
安全第一の工事現場でヘルメットをかぶることは逃げでしょうか?男子だったらヘルメットなんて要らねーよ、でしょうか。危険です。戦時中だったら、男子だったらお国のために死ねよで周りに合わせてみんな死ななければならないでしょうか。お母さんにあいたい、死にたくはないという気持ちは許されないのでしょうか?そんなことはありません。
それに縛られずに、自分の安全を必死で守って無事に帰ってこられた人だっておられるからこそ、日本は続いているのです。あなたも守るべきものがあるのです。
それはあなたの安心であり、安らぎであり、健康であり、あなたの尊厳であり、人権であり、命そのもの。安心して生きていける状態が継続されることです。
嫌な環境、合わない環境で生き続けることはあなたが安心して仕事ができる権利を奪うことになりますから、逃避じゃありません。むしろ、合わない場所だったらお互いにも不利益が生じますから、どうどうと主張していいのです。
世の中に一番優位に存在するのは人間が決めたルールではない人間の真実のルールなのです。
ところが、人間世界は愚かにも8割がたの人が人間ルールこそが真実だと思い込んで、自分たちが作ったルールで自分たちを苦しめてしまう所があるものなのです。
会社に8時過ぎまで残って家族との時間を無くしてしまう。
働きたくない職場で嫌な上司や嫌な同僚たちに囲まれて我慢しなきゃいけないなんて地獄ですよ。
あなたはあなたが本当に心底安心できる職場と「生き方」の学びを見い出せばいいだけなのです。



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