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就活の後悔にどう折り合いをつけるか回答受付中

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有り難し有り難し 1

来年4月から就職する大学院生です。

先日2社で死ぬほど悩んだ挙句片方の内定を辞退したのですが、これで良かったのかと後悔しています。

辞退した会社は大手メーカーで待遇もそこそこ良く、関東で働けますが、仕事内容にそこまで興味がありませんでした。

もう一方の入社予定の出版社は仕事内容に興味がありますが、メーカーより待遇がよくなく、関西勤務です。

悩んだ挙句興味のあることを取りましたが、待遇や勤務地を優先した方が幸せなのではないかと思い、後悔があります。仕事内容に興味があると言っても、待遇や勤務地を捨ててまでやりたいのかというと正直疑問です。ゆくゆくは東京の出版社に転職するつもりではいますが、そうすると関西で数年間過ごした分婚期が遅れてしまうのではないかと思い、それも気になっています。

自分はどうやってこの後悔の感情に折り合いをつければ良いのでしょうか。興味のあることを選んだのにも関わらず前向きになれないので、どうしたら前向きになれるのかアドバイスいただきたいです。

2025年11月27日 14:43
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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生には決断が必要

自分が興味のある仕事をするのは楽しいです。
自分が興味のない仕事をするのは、ときに苦しみとなります。
人生の先輩からすれば、あなたが待遇や勤務地よりも仕事内容を優先して、大手メーカーではなく出版社を選んだことは、間違いなく正解だと思われますが、あなたにとっての本当の問題はそのことではありません。
人は誰でも進学や就職、あるいは結婚で、人生の決断を迫られます。
地元の公立大学よりも、東京の私立大学に入学した方がよかったのではないか。
美人で遊び好きの彼女より、地味でも家庭的な女性を結婚相手に選んだ方がよかったのではないか。
そうだったかもしれないし、そうではなかったかもしれない。
いずれにしろ、人は複数の人生を同時に歩むことはできません。
大切なのは、じっくり時間をかけて決めたのなら、決して振り返らないことです。
選択肢の中から一つに決めたら、残りはきっぱりと断つ、文字通りの決断が求められます。
男性のあなたが今から婚期を心配していることに驚かされました。
まずは出版社の仕事に全力で取り組んでみてください。
そこから、あなたの明るい未来はどんどん開けてくることでしょう。

2025年11月27日 19:26
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有り難し
おきもち

社会人生活を長年送った後、曹洞宗の僧侶となりました。仏教の教えの一つ一つが、かつての私自身の場合がそうだったように、相談者の皆さんの生き辛さの解消につながるものと信じています。愛知県内にご住職のいないお寺がありましたら、ぜひご紹介ください。メールアドレスは hasunoha.inoue@gmail.com です。

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