宗派から考える四国のお遍路について
四国巡礼について質問があります。
以前、法要の時にお坊さん(浄土真宗大谷派)から、浄土真宗では他の宗派と違い唱えないお経等があると聞きました。ただ、だいぶ前の事なので、何であったのか覚えていません。
ここ最近、四国のお遍路さんに行ってみたいと思う様になり少し調べていました。
お遍路さんは真言宗との事。違う宗派でも巡る人はいるそうですが、お経の事まで詳しく書かれた物を見つける事ができませんでした。
私も、浄土真宗大谷派と言っても、深く信仰はしていません。だからと言って唱えないお経を唱えるのは気持ち的にあまりいい気がしません。
また、真言宗の装束を着て歩き、又は自転車で行き、真言宗の接待など受けるのもどうなのだろうかと思う様になりました。
お寺自体を巡るのは、今までも色々な神社仏閣等に行ったり、通勤時に自転車で弘法堂や神社、教会等の前や近くを通る時に、神様には日々守ってくれている感謝の気持ちを伝えたり、お守りして下さいなどお祈りを心の中でしているので良いのかと考えています。
ただ、四国巡礼はお経等唱えたり、装束を着たりして巡るのは宗派が違うのと、日々行っている事と違う気がしているのでどうなのかと感じています。
本当に巡礼に行っても良いものなのでしょうか?
もし行っても良いのであれば、どの様な気持ちで行ったら良いですか?
装束を身につけず、お経など唱えない方がよいのでしょうか?
お坊さんから色々お話しが聞けたらと思います。
宜しくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
私見ではありますが、「巡礼に行っても良い」と思います。
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
真宗大谷派の門徒として、他宗派の聖地を巡ることに戸惑いを感じるお気持ち、よく分かります。僧侶の視点から、その不安を解消する考え方をお伝えします。
私は真宗の僧侶ですが...
結論から申し上げれば、真宗の門徒が四国巡礼に行かれることは、全く問題ないと思います。
確かにお遍路は弘法大師(空海)の足跡を辿る真言宗の修行が起源ですが、現在は「自分を見つめ直す旅」として、宗派を問わず多くの人が受け入れられています。真宗には「修行をして悟りを開く」という教えはありませんが、お遍路の道中で感じる自然の厳しさや、人々の温かい「お接待」に触れることは、生かされている自分に気づく「御恩報謝」「報恩感謝」(真宗の教えで大切な事)のひとときとなるはずです。
巡礼のポイントですが、
①阿弥陀様と共に
お遍路では「南無大師遍照金剛」と唱えますが、真宗門徒として「南無阿弥陀仏」と念仏を称えながら歩んでも構いません。お大師様(弘法大師)を「導き手」として、阿弥陀様へ向かう旅と捉えてみてはいかがでしょうか。
②作法にこだわりすぎない
真宗では行わない「納経(写経)」や「御真言」も、その場の文化への敬意として行えば十分です。
四国の道は、日常を離れ、ただ歩くことで心が整う貴重な場所です。どうぞ、ご自身のお考えでお出かけください。装束も周りに合わせるなどご自身の希望で良いと思います。
お経や偈文では...例えば、真宗の場合「般若心経」は称えないですが、僧侶ではない真宗の門徒さんで「般若心経」の写経を希望される方は結構いらっしゃいます。それを一概に「ダメ」と否定したりはしません。また、真宗僧侶の自分も真言宗のお寺さんにお参りするときは「南無大師遍照金剛」と称えます。「矛盾している」と感じるお坊さんもいるかもしれませんが、自分自身は他のご宗旨・ご宗派の儀礼を尊重する姿勢も大切であると考えています。
拝
縁起寺 釋聴法
私は浄土宗なのですが私としてはお遍路を巡るのは良いことだと思いますよ。
宗派にこだわらず仏教に触れる気持ちでいいのではないでしょうか。
郷に入れば郷に従えということわざもありますから、お遍路を巡るときの服装や作法は他のお遍路さんに合わせたものでいいと思いますよ。普段は読まないお経でも御縁と思ってそこに合わせたお経を読んだらいいし、ご真言を唱えるのもいいし、他のお遍路さんと同じように弘法大師さんと同行二人の気持ちで歩かれるのもいいですね。
天候や交通には気を付けてお参りくださいね。
質問者からのお礼
回答をして頂き、ありがとうございます。
お遍路を通し、生かされている事への気付き、お経や人との繋がりもご縁、もっと柔軟な考えを持って、宗派関係なく仏教に触れられる事に感謝して取り組んでいけたらと思いました。
自分と宗派が違う宗派の事をする事に対して色々心配していましたが、お二人の回答を拝見して、「宗派が違っていても大丈夫」巡礼する心持ちが変わりました。
お忙しい中お返事を下さり感謝しています。
またどこかでご縁がありましたら宜しくお願いします。
ありがとうございました。



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