他人と比べてしまう
色々と挫折をしてしまったせいか他人と自分を比較して他人の幸せを素直に喜べません。
他人の失敗などを心のどこかで嬉しくなる時もあります。他人と比べて優位に立つ事でしか喜びを感じなくなってきてしまいました。
こんなひねくれた自分が嫌になります。
でもこの思考回路を切り替える事が出来ません。
どうしたらこんな性格をなおせるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子どもの失敗を喜ぶ親はいない。
亀山純史と申します。
誰かが、他人の失敗を話しています。その話の中の失敗が、自分のお子さんも取り組んでいた事柄だったため、あなたは心のどこかで嬉しくなります。そして、家に帰り、夕食のときにその他人の失敗談を話します。そして、話しているあなたの心には、嬉しい気持ちがあります。みんなあなたの話を静かに聞いています。ところが、ふと、子どもの顔を見ると、子どもの目から涙があふれているではありませんか。そうです。あなたが話していた他人とは、あなたのお子さんだったのです。
これは、私があなたの質問を読んで思いついた作り話ですが、子どもの不幸を喜ぶ親はどこにもいません。しかし、親でなければ、人の不幸を喜んでいいこともないのです。
人と比べることは、私たちの日常生活において避けることができないことです。でも、それが私たちを苦しめることになっていることは確かです。せめて、自分の成功の裏には、他人の失敗があることを忘れないで生きて行きたいものです。
私の父が高校に合格したときに、私の祖父は、父に対して「そんなに喜んではいけない。落ちた人もいるんだから。」と言ったそうです。昔は民家も少なく、家の中の声が外に漏れやすいこともあったと思いますが、祖父の発言は、今、私の息子にも話しています。
以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば幸いです。
質問者からのお礼
お爺様の言葉にハッとしました。
忘れそうになったら読み返したいと思います。ありがとうございます。