hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

飲み会

回答数回答 3
有り難し有り難し 35

3ヶ月前から同棲をしています。
彼は前からお酒には弱く、2次会くらいまでいると連絡がとれなくなり、電車なども乗り過ごしてしまうほどです。

家で飲む分には、そこまで酔いません。
昨日、わたしの体調が悪く、はやく帰ってきてほしいと連絡したにも関わらず帰ってきたのは深夜2:00。

それも酔っ払いの後輩をつれて。わたしはあまりに自分勝手な行動に家には入れませんでした。

いつもは優しく、楽しい彼ですが、飲み会の帰りや飲み会になると本当に困ったことになります。

彼が連絡をくれたり、しっかり家に帰ってこれるようにするにはどうしたらいいでしょうか?
こんなしょうがない質問で申し訳ございません。彼の飲み会について本当に悩んでいます。
よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

決めるのは貴方次第です。

無くて七癖有って四十八癖(なくてななくせあってしじゅうはっくせ )とは人は誰しも多かれ少なかれ癖があるということで誰にでもある癖です。

彼も酒の癖が原因です!ましてや酒が弱いと記憶がなくもう一人の自分が出てしまいます。
仏教では十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)が有り僧侶として生きる上での決め事ですが現代で生きるには全てを守る事は出来ない状態ですが少しでも近ずける様にしていくようにしています。

第一 不殺生戒(ふせつしょうかい) あらゆるものの生命を大切にしなければならない

第二 不偸盗戒(ふちゅうとうかい) 盗みや不正を犯してはならない

第三 不邪淫戒(ふじゃいんかい) 淫らに愛欲を犯してはならない

第四 不妄語戒(ふもうごかい) うそ偽りを言ってはならない

第五 不酒戒(ふこしゅかい) 酒に溺れてはならない

第六 不説過戒(ふせつかかい) 他人の過ちを言いふらしてはならない

第七 不自讃毀他戒(ふじさんきたかい) 自分の自慢 他人の悪口を言ってはならない

第八 不慳法財戒(ふけんほうざいかい) 物でも心でも与えることを惜しんではならない

第九 不瞋恚戒(ふしんいかい) 激しい怒りに自分を失ってはならない

第十 不謗三宝戒(ふほうさんぼうかい) み仏の教えを疑ってはならない

貴女はの彼は第五 不酒戒(ふこしゅかい) 酒に溺れてはならないに当てはまります。
それでは貴女は何処かに当てはまる処はありませんか?

問題解決の方法は、彼に禁酒させる!別れる!我慢する!理解する努力をする!

決めるのは貴方次第です。

{{count}}
有り難し
おきもち

一緒に楽しむ心のゆとりも

体調が悪いあなたを気にもしないで、連絡もしないで真夜中に誰かを連れて酔っ払って帰ってきたとか。
家に入れなかったとありますが、彼も友達も入れなかったとしたら、私が彼の立場だったら、二度と帰りません。申し訳ないと反省してそれっきり出家、じゃない家出します。まだまだ駆け出しの互いの性格も把握し合っていない段階かも知れない。私などは悪友が多いので互いに深夜に飲ませろなんて夜襲をかける、そんな友人があちこちに居て、どこの奥さんも追い出したりしないでにこやかに振舞ってくれたものです。
そんなのはあなたにはとても無理だね。
互いの状況次第ですが、生活をエンジョイする寛容さ懐ろの深さも見越して男は女性に甘えさせても欲しいのですね。小学生や中学生の息子の教育ママ的細君では夫婦のお付き合いは出来ないような気がします。
この回答はこうしてくださいでなく、そういう人生もどこかにあるんだと思ってお読みください。
昭和にはあって平成には消えてしまった人間の付き合い方かもしれませんね。

{{count}}
有り難し
おきもち

山内 宥厳
楽健法と楽健寺の天然酵母パンを普及しはじめてかれこれ半世紀になります。楽健...
このお坊さんを応援する

酒に罪はない。泥酔する人間に罪がある。

老人「お前はなぜそんなに酒を飲むのだ?」
男「忘れるためさ」
老人「何を忘れたいのだ?」
男「忘れたよ そんなことは」

表題も、上記の対話も酒に関する名言(迷言)です。人間、とりわけ男性と酒の歴史は深く、それだけに酒にまつわる言葉も数多くあります。

仏教でも、他の宗教にも一様に聖典や戒律に不飲酒の戒や契約等があり、取り扱い注意の智慧がそこに表現されています。酒は人を変える働きをもった飲み物であります。只、祭りや儀式などにも欠かせないもので、重要な飲み物でもあります。酒に関しては、節度を守れる方、守れない方、その場の雰囲気等々、色々な条件で、呑みも変わってくるものです。また、中毒性があるので、アル中などになると壊滅的な影響力を持ち始めます。

事実、私もたくさんの失敗をして来ました。仏教の教えとはかけ離れていますが、具体例としての対策は以下のとおりです。ご参考なまでに。。

彼に自宅で飲む機会を与える。そして酒量節制をする能力を身につけさせる。なるべく早い時間に飲むようにさせる。酒量のルールを付けさせる。例えば生中なら2〜3杯まで。日本酒は三合まで等々、個人差があるので本人の適量を決めておく。極力、同じ種類の酒を飲むように心がけさせる。適量の酒の最後の杯は、時間をかけて飲む。
とにかく、飲み終わった時点で電話をしてもらうよう言い聞かせる。

上記が参考例です。お酒は、人を変えると働きをもった飲み物ですので、重々に気をつけてもらって下さい。また、連絡をきっちりするように言い聞かせてあげてください。

酒ハ酔ウタメノモノデス。ホカニ功徳ハアリマセヌ。(太宰治)

{{count}}
有り難し
おきもち

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ