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生き甲斐が見つかりません

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

結婚27年。夫は自分勝手な人で、仕事は真面目にしていますが、ギャンブルと借金を繰り返し、言葉の暴力もひどい人です。今は、愛情はなく、家庭内別居状態です。

こども二人は成人して独り立ちしました。
ずっと子供たちのためだけに生きてきたような人生だったので、子供たちが巣立った後、完全に空の巣症候群です。
こども優先の生活で友達も作ってこなかったのも良くないのですが、今、自分が何をしたいのかも分からず、虚しくて寂しい毎日です。

なにか常に胸がざわざわするような落ち着かない気持ちで、苦しくなります。
仕事はしてますが、職場には若い人が多く、みな恋人や友達と楽しく遊んでる話を聞いてはうらやましくて尚更寂しくなります。

休みにしたいことも無く、休みが苦痛でさえあります。自分には、もう何も楽しいことは起こらない、ただ老いていくだけだと思うと生きている意味もわからず、早く死にたいとまで思います。

何か見つけなくては!と焦って、一人でいろんなところに行ってみるのですが全然楽しくなく、結局余計に寂しさがつのるばかりです。

心を落ち着かせ、穏やかに生きていくには、どのような心持で過ごせばよいのでしょうか。
漠然とした質問ですみません。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

パパとママであったことの卒業式を。

まずは身の回りからであると思います。
穏やかなココロとは、自分が実際に存在する場所とも深く関わっているのです。
単に自分の心が調えられるだけでは完結しません。
旦那さんとの関係を修復するためにも次のような話をしてイベントを計画してみませんか?
「自分たちは出会ったころは、互いに惹かれあって結婚した」
「子育ても大変だったけど、楽しかったこともあった」
「子供たちも巣だったから、新たに恋人同士に戻るということ」
よって、お互いのパパママ卒業式&夫婦(恋人同士)に戻れるお祝いを兼ねて旅行に出かけましょう。
とはいっても、誰がうちのダンナなんかと旅行に行くもんかいというくらい冷めてますでしょうから、お互いそれぞれの為のご褒美といたしましょう。
男性は女性から、❝男性❞として尽くされれば3秒でしあわせになります。
夫を満たせば、妻を満たそうとします。
ただし望んでいることを尽くすことです。
長年の夫婦生活の中で旦那さんの好みを正しく理解している必要がありますが。
旦那の好きなことは何ですか?…といわれてすぐにスッと出てきますでしょうか。
料理、飲み物、服装は別として、どういうことをする事が一番旦那が喜ぶか。
旦那がサビれてくるのも、ぶっちゃけ母親が子供のことばかり子供のことばかりで(これは仕方の無いことなのですが)夫側、亭主側、男性側に目線視線が送られず、構ってもらえず、事務的な家事だけ提供してそこに肝心な愛が注がれなくなっていったことが原因の一つとして考えられます。これは世の中の男性の正直な意見です。
50代には50代の愛があります。60代には60代の愛があります。
若い頃に比べ、容姿こそ変わってしまっています。
でも心もより良く変えられます。DVがあるということは、そこにヒントがあると思います。
何かが不満なのでしょう。その不満を引き出してその渇きを潤す、その隙間を埋める、その熱を冷ますべく尽くすのが妻の夫へのオモテナシです。
夫の悪口がたくさん載っている雑誌『婦人〇論』だけは購読してはいけません(笑)。
アレを読むと離婚率が高まり、子供たちが悲しい思いをします。
イヨイヨ、ダメだと思ったらまたその道でご相談ください。
まずは母親であることの卒業おめでとうございます。

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