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家族も友達のことも嫌いな自分が嫌いです。

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

現在、高校生です。

全てのことが上手くいきません。
友達を作るのも人と話すのも下手くそです。
友達は少ないですがいます。しかし、信頼できるとは言えません。
どんなにいい子だと頭の中で分かっていても私は、『この子も私のこと嫌いなんだろうな』と思ってしまい最初は仲良くしようとしても途中は自分から引いてしまいます。

悪口を言っている友達が嫌いです。友達でいるためには悪口は言わなければならないのでしょうか。悪口の場面になると上手く口が回らなくて、悪口を言われている人を庇ってしまい空気の読めない奴みたいになります。
困っている人を見ると見捨てることが出来なくてでも恐らく自分を良く見せようとしているからで、偽善的な自分に嫌悪感を感じます。

離婚を繰り返して男遊びの激しかった母が嫌いです。
不倫して妻子いた筈なのに離婚して母と結婚した父が嫌いです。
でも、それ以上に家族も友達のことも嫌いな自分が嫌いです。

必死に明るく振舞っているので家族や友人はわたしがこんな事思っているとは知らないと思います。
本当の事は誰にも言えません。いつも辛くて泣きそうです。いつも、自分の意見を言わないで他の人の話をうんうんと聞いている内に自分が本当にしたいことが分からなくなってしまいました。
吐き出したくてもどうやって吐き出せばいいのか分からず、夜中1日の事を振り返っては涙がでます。

父に一度だけ話したことがあります(この内容ではありませんが少しだけ近い話題)しかし、父は思春期だからそんな事を考えると言われました。

私のこの苦しみは、思春期だからとそんな言葉で片付けられてしまうのでしょうか?
思春期ではなくなればこの悩みは消え去りますか?

皆の事を好きになりたいです。どうすれば良いのでしょうか。
読みづらい文章で申し訳ありません。何卒ご回答お願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自立に向けて歩みなさい。

 こんにちは。このhasunohaには色々な相談が寄せられますが、「自分を嫌いになってしまう」というほど辛いというのは、よっぽどだなぁと思います。特に自分では選べない親…について「嫌い」という感情を持っていると、「好きって何?」も分からず、自分が何をしたいのかも分からなくなりがちではありませんか?安心して居られる場所がない・殆どない。未成年にとって、これは本当に辛い事でしょう。
 でもその中で、悪口を言われている人を庇いたくなったり、困った人がいれば助けたくなる。「偽善だ」と誰かに言われたのでしょうけれど、大丈夫構いません。「人間にはしょせん、偽善しかできない」のですから、その時やれることを精一杯すれば良いのです。「偽善じゃないことって、一体何?」てなもんです。いいですか、「それって偽善じゃん?」という言い方は、単に話が自分で終わるから使っているだけの言葉です。話の結論を自分で言いたい、というジョーカー。「そうね、偽善かも。いいの、自己満足で」って言えればベストですが、そこで相手に理解して貰えなくても構いません。問題は、「その困った人」と貴女に関わるのであって、後から話を聞いた人(友達?)は、その問題に関係ありません。部外者が後出ししてるだけです。
 幸か不幸か、貴女はいま「人間社会とはどんなものか、娑婆とはどんなものか」を肌身で学んでいます。授業で教わるような、単純で夢のようなイージーな社会ではありません。
「温かい家庭」や「人が羨むような学校」にしか身を置いていない人より、あなたはずっと世の中のリアルを知っている。人間について知っている。何年か経つと、あなたも社会人として「一人前」に扱われるようになります。その時に向けて、力をつけ、刃をとぐ(『暗殺教室』ばりですが)時期です。私はあなたを応援します。
 取り敢えず今は、「夜中にひとり涙を流す」で正しいと思います。あと、こうして言葉にして誰かにぶつけるのも良いことです。どんどんぶつけていらっしゃい。私たちはそれが嬉しいのです。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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すなまさまへ

もう嫌だ。家族も友人も自分も。でも好きになりたい。
すなまさん本来の何の問題もない心の様子、流れを、
すなまさんの心の中に在る辛い思いなど、もやもやした気持ちが、
塞いでいる、妨げているそんな状態と思います。
まず、溜まったもの、出すといいと思います。自分の中から出てくることを
ノートに書き続けるとか。初めは何も書けないかもしれませんが
書いているうちに流れ出してくるとおもいます。電話で青少年の話を聞いてくれる
ところもあると思います。ここでもいいと思います。文章になっていなくても、支離滅裂でも
構わないです。こころにあること、全部吐き出すといいです。
思春期のこの時期、自分自身にも目を向けます。こころは見えず
自分はこれでいいのかと思っても、何の基準もなく、答えを出しようがない、
不安、不安定な時期だとおもいます。周りのお友達も同じです。
やっぱり小学、中学のころの辛い出来事や、家族内のできごと
同じようにかかえています。すなまさんと同じように明るく装っていると
思います。悪口を言う子も沢山辛い事、胸にあるんです。
みんな仲良くなりたいという気持ち、沢山もっていると思います。
でも表面的には、そうゆうそぶり見せないだけです、きっと。
だから自分から勇気をだして戸を叩くといいと思います。

自分の気持ちとの付き合い方。
心の中から、悲しい、苦しい、いろいろ湧いてきます。
湧いてくるのは自然なことです。出てきたものを邪魔にせず、ただ感じて、
感じ切って行って下さい。無くそうとか、抑えようとか、手を付けないでください。
手を付けなければ、終わらせていけます。
日々の生活、良いとか悪いとか、損得、好き嫌い、などの意味づけ、分別、
そうゆうことできるだけしないで、ただただ目の前のこと、一生懸命、
精一杯やってください。そうしていけば、すなまさんにとって大事なこと
気づきとっていけます。
好きになりたいけどなれない、それを妨げているものも消えていくと
思います。

応援しています。
困ったときの呪文。「大丈夫。きっとうまくいく。」
https://www.youtube.com/watch?v=khMq_qnwY8g
選曲に深い意味はないのですけど・・

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有り難し
おきもち

地方の小さい町の小さいお寺の住職をしていました。
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