老人について
私が老人に変装したわけは
年寄りは私の最も嫌いな生き物だからだ
最も嫌いなものに化けることで自らの闘争心をさらに高めたのだ
老いは醜い!もはやこれは罪だ
そうなる前に私は死のうと思う
美しいままで
その前に伝説を作る!
私が主役の恐怖神話だ!!
この大会の優勝はその伝説の第一歩となる!!
お前達は伝説の証人となる
この大会の目撃者全てに私の伝説の語り部となってもらう
というふうに主張したら試合の対戦相手の老人にボコボコにされてしまいました。
自分の考えが敗因と思いましたが、未だに老人に対して良さとか好意などを見出せません。頭ではそれではいけないとわかるようなのですが…。
仏の道ではこういう考えはどうなのでしょう。
また、仏の道では老人に対してはどのようなお考え、戒めなどをお持ちなのでしょう?
自分の今後のために考え、生き方を改めたいので教えてください。
追伸、私の名前を呼ぶときは名前の前に「美しい」とつけていただければ嬉しいです。
美しくありたい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
美しさとは何でしょうか?
拝読させて頂きました。あなたのお考えをとても興味深く読ませて頂きました。あなたの中でも美しさについて自問自答なさっておられ、老いについても大変関心をお持ちなのかと感じました。
私達はこの世に生命を受け、母の体内から出てから成長してはいきます。そしてその生命の終わりまで一直線に進んでいっております。その人生の中で美しさとは何でしょうか?おそらくそれぞれの人によっても価値が違いがあるのではないでしょうか?老いていく自分の肉体に一刻一刻とその営みは刻まれて参ります。鏡を見るとほんのわずかずつですが変わりゆく自分の姿が映し出されています。
最近私は自分の顔を鏡で見る時目元に刻まれているシワをとても愛おしく感じることがあります。美しさとは観点が違いますが今までの人生において見てきたことや体験したことがそのシワに形として残されている様に感じます。大変つらいことも素敵なことも悲しみも苦しみも一つ一つのシワに刻まれている様に感じます。それは自分には美しく愛おしいものの様に感じます。人それぞれ与えられた人生の中でそれぞれの人にとって美しく大切な時ですから老いていくことをも美しく感じられることもありのではないでしょうか?
あなたの大切な人生です。ひとときひとときを大切にお過ごし頂き、そして実り豊かな人生を歩んで頂きたくお願い申し上げます。それぞれが美しく大切な人生ですから。