老いるという事
この度はよろしくお願いします。親の事なのですが私の両親とは離れて暮らしているのですが80代の両親。会う度に老いていくのが分かります。耳が聞こえない、歩けない、教えても1つもできない、そして教えた事事態を忘れている。認知とかではありません。理解はしています。ここまで生きているので年相応だと。耳が聞こえないのも当たり前。忘れるのも当たり前。全て当たり前です。生きてくれている事に感謝です。本当に分かっています。ただ電話しても、聞こえないからちんぷんかんぷん。周りの人達の悪口ばかり。聞いていて悪いのは明らかに両親。でも、うんうん聞いています。言っても分からないので。電話をとることもできません。離れているので電話をとってくれないと困ります。(ただ施設に入居してるので安心の部分もあります。)電話をようやくとれても「何回教えてもらっても電話のとり方わからない。(携帯)」分かりやすいように、1つ1つ絵に書いて、大きい平仮名でやり方教えても、それ自体もう忘れているんでしょう。しまいには、「こんな使えない電話いらん。お金払ってもいいから前の携帯に戻す!」と……。お金ないでしょう……その携帯はもう終了するから使用できなくなるから新しいの買ったでしょう……。
もう本当に嫌です!こんな事言ってはいけないのは重々承知です。
老いるってどういう事ですか?分からないです。私も将来が怖いです。老いるのが怖いです。ああなるのが怖いです。
教えてください。分からなくなってきました……
よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
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ます自分のことを
拝読させて頂きました。
あなたが老いることに嫌悪感や不安や恐れを感じておられることを読ませて頂きました。あなたがそう思ってしまうこととてもわかるように感じます。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
そうですね、親に対しても自分に対しても老いることへの恐怖を感じてしまいますよね、あなたがそう思ってしまうのもムリからぬことかと思います。
正直なところ親が老いていくこと忘れていってしまうことはいかんともし難いのが実情かと思います。あれこれ親に言ってもムリでしょうからね。
自分自身はそれでも老いて忘れてしまうことについては心がけ次第ではだいぶ違うと思います。
自分で何でもやってしっかりと食べて規則正しい生活を送り、様々な方々と楽しく交流したり旅行に出掛けたり、仕事したり、畑を作って野菜を育てたりしていると認知はしっかりできますからね。
ですから先ず自分自身がどう生きていきたいのか心がけていきましょう。
あなたがこれからも素晴らしい出会いやご縁に恵まれて毎日を健やかに皆さんと充実なさって生きることできますように心からお祈りさせて頂きます。至心合掌
大人のプライドを持ったまま能力が低下
店員さん等でたまに、お年寄りに対して子供扱いするように話しかける人がいるそうです。
しかし、高齢者は仮に認知症になったとしても、大人としてのプライドが無くなったわけではないのです。
でも、身体や脳は衰えていく。
想像してみましょう。
自分が幼児だったとき、例えばオムツが濡れても自分ではどう片付けて良いかわからない。
家電製品に不具合が出ても、どう対処して良いのかわからない。
親(大人)が傍にいないとき、幼児はとても不安です。
衰えてきた高齢者も、能力低下によりそのような不安を抱えているかもしれません。
しかし同時に、大人としてのプライドはある。
とても辛いことだと思いますが、それが老いることなのでしょうね。
若い私達には想像できないかもしれませんが、想像してみること、急かさず見守りつつ、本人にできることは本人にやらせることも大切ですね。
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)、生活の質の確保にとって重要なことの一つは、生活習慣の尊重だそうです。
その人の生活習慣(趣味や食事や家事等)を、介護や医療を受けながらもできるだけ変えずに維持すること。
それはとても難しいことですが、せめて、QOLを制限されている不自由さを知ってあげたい(知ってもらいたい)ものですね。
質問者からのお礼
お忙しい中のご回答ありがとうございます。自分がどう生きるか……考えているようで深くは考えていませんでした。教えていただき「はっ」とさせられました。これからゆっくりと考えていこうと思います。きっかけを下さり感謝いたします。ありがとうございました。