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年をとるのが怖いです

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有り難し有り難し 6

私は、まだ20歳前後で世間から見れば、まだ十分に若いと言われます。
でも私は、年をとったなぁという気持ちです。
私は、年をとるのが怖いです。
年をとると若いほど 出来ることが出来なくなったり、魅力がないじゃないと感じたりする。
私は、老いに対してとても恐怖に捉えています。年をとるのはメリットがないじゃないと思ったりします。
ニュースやYahoo!ニュースで芸能人などの年齢を見ると、余計に恐怖感に襲われます。この人の年齢を知ってしまうとなんだか恐怖感に襲われます。
さまざまな場面に年齢がある。それがとても怖いし、わざわざ年齢で決めつけないでほしいと思う。
私は、自分の年齢を考えるのがとても嫌です。年齢で可能を決めつけるなんてとても嫌です。年齢さえなくなればいいと思ってます。
私は、もう人生やり直せないかもしれないです。

2023年5月20日 22:24

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生をやり直せません。

 こんばんは。ご自身について、年齢という枠組み、或いはレッテルで判断されるのが嫌なのですね。
 でもよく見てください。周りがそう見たとしても、自分がどう受け止めているかを。「年齢で決めつけないで」と他人に伝えてもあまり意味はありません。自分が気にしないか気にするかの問題であって、誰に言われたよりもご自身がそれに囚われていることをどう扱うか、を考えるべきでしょう。
 ふと気づくと年齢を考えているのでしょうが、そうなっている自分を察知したら、そのことをきっかけに「やるべきこと」=今取り組んでいる問題集とかを開きましょう。或いは自分が好きなことに取り組みましょう。寧ろそれを避けるために、年齢のことに没頭しているのではありませんか?
 今日一日のいのちは、何をしても費やされます。一日の終わりに「今日の命を使って、私は何を手に入れたのだろう」という日記をつけてみては如何ですか。「私の体さん、私の心臓さん、今日も私を生かしてくれてありがとう。おかげで〇〇ができました」ということを可視化して積み上げましょう。もちろんほんの少しずつしか積めませんが、あなたにはこの「一日を振り返る」作業を行うことをお勧めします。それが、あなたの命と過ごした時間に価値を与えることになるからです。

2023年5月20日 23:12
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おきもち

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人に頼って生きていく方法も

年齢に応じて、人生の節目節目で決断し選択しなければならないことってありますよね。
でも自分にはまだ決断する心の準備ができていないとか、戦の支度が整っていないのに敵がもう攻めてきたとか、そういうことがあります。
年齢の話にはよくタイムリミットの話がくっついてくるので、すごくプレッシャーを感じたり、まだ決めたくないし判断するための時間が足りない、と感じることがありますね。
それでも、年齢が上がって半強制的に新しい舞台に立たされたとき、意外とそこが楽しかったりする場合があります。
たとえば、車の運転なんか怖くてやりたくないと思ってた人が、実際に免許を取ってみるとドライブの楽しさに気づくなど、新しいステージには新しい喜びがあります。
あとは、自分で決断したり実行するのが苦手な場合は、他人に甘えて頼るという生き方もあります。
年齢の割に甘えん坊作戦です。
ただし、それをやるためには、周囲の人から助けてもらえる関係性作りやキャラ作りが大切でしょうね。
年齢に関わらず、誰かに甘えて助けてもらって生きるのが上手い人もいますからね。

2023年5月20日 23:05
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有り難し
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