hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

憎しみから抜け出すには?

回答数回答 1
有り難し有り難し 27

精神を病んだ友人にやることなすこと、また人格を否定されたのが忘れられません。
私もギリギリでしたが、ずっと黙って耐えていました。
あるとき辛くなってきたので距離を置いたのですが、周りは耐えられない私を責めました。
更に追い詰められた私は、何度か自殺に失敗しました。

もうその場所には居らず、かなり経っていますが、まだ抜け出せません。
負の波が来るたびに、もうだめだ、今度こそ死んでしまいたいと思います。

私から色々と奪っておいて、のうのうと生きている当事者達が憎い…。
この憎しみから抜け出し、自分の人生を生きるにはどうしたらよいでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心の回復は燦燦とした日の光を浴びること

心を患っている方と話すと、こちらも非常に悪い影響を受けることが多いです。否定的、自虐的、攻撃的、責任転嫁、もう書いているだけで、うんざりしてしまいます。
そんな方が身近にいて毎日のように会話をしているとこちらも大きなダメージを受けてしまいますよね。拙僧も、そういう方のご相談をうけると、暗く悲しい気持ちになってしまうことがあります。マイナスの言葉のシャワーを受けるからです。
雨の日に傘もささずに外に出たら、びしょ濡れになりますよね。まさにそんな感じです。凍えて冷え切ってしまった心はなかなか解放されません。
心の病が回復に時間を要するのは、心にそういう意識が定着してしまって、習慣化されるからだと思います。
桜という言葉に何を感じますか?儚い命、散る、をイメージするのか、春の訪れ、再生、悦びとイメージするかです。前者のパターンが潜在意識インプットされてしまうと、常に悲しく暗い気持ちになります。逆に後者なら、明るく楽しい気持ちでいられます。また、後者であるためには、思い方、考え方をマイナスからプラスに転換する努力が必要です。明るく温かい日の光のもとにいるというイメージ(仏さまの慈悲)のもとに、常に想いや言葉をプラスに転換してしまうのです。具体的には、私は大丈夫!私は幸せ!何もかも私の人生が上手くいく。と常に自分自身に言い聞かせ、また、言葉にしてください。時間はかかっても必ずそういうあなたが、そう思えるあなたに変わってまいります。
言動が潜在意識の働きかけて、思考パターンそのものを変えていきます。習慣化されたらもう大丈夫。人を恨むよりも、そういう精神状況に陥ってしまった自分のを許すのです。どうかご自分を許してあげてください。他人は許せなくともご自身は許せるはずです。どうか、お幸せに!!浄光寺

{{count}}
有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

確かに、うまくいくって口に出すと、そんな気がしてきます。
仏様を意識するのは、ちょっとまだ私には難しかったのですが、
こうやって、時々よい言葉を唱えてみようと思います。
ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ