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学校に行けない(T_T)

回答数回答 2
有り難し有り難し 28

中学二年の息子ですが、毎週2回ぐらいは休んでいて、学校になかなか行けません。

話を聞いてみると、
・勉強がわからない
・友達に悪口を言われる、蹴られる
と言うことでした。

先生にも相談して、家にも来てくださって、息子と話をしてくれました。
でも、朝になると制服に着替えたくない、行きたくないとなってしまって、休むことも多くなってしまいました。

自分が行こうとするまで待っていたほうがいいのか、無理矢理にでも着替えさせて学校へ連れていったほうがいいのか、どうしていいかわからず毎朝泣いて1日が始まるというのがもう苦しくて苦しくて、、、

言葉をかけるならどのようなことを言ってあげれば良いか、まずは1週間休まず学校へ行ってほしいんです!


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

慌てることはないですよ…

 ご心中 如何ばかりかと、お察し申し上げます。
 息子様は『勉強がわからない。友達に悪口を言われる、蹴られる』とおっしゃっておられます。
 それでも、あなたは息子さんに『1週間休まず学校へ行ってほしい』のですか? 私が息子さんなら断りますね…「あんたが代わりに行けよ!」と怒鳴ってしまうかも知れません。
 息子さんの御心中を想像すると涙が出ます。私が小学生の頃、学校で蹴られたことを思い出しました。「ちゃらんぼ!」とか言いながら、太ももの外側 筋肉の溝に入るように膝蹴りされるのです。今思えば、よく生きていましたね…よく学校へ行ってたものだと自分でも思います。
 40年以上前と今は時代が違います。学校は行けたら行った方が良いのです…でも行けなきゃ行かなくて良いのです。
 勉強だって、今やネットで自分で出来る時代です。東大だって高卒認定試験から合格している方がたくさん居るのです。もちろん別に東大や高校だけが人生じゃありません。
 今一番悩んでいるのはあなたではなく、息子さんです。
 あなたに出来ることはただ息子さんに寄り添うこと、そしてただ待つことかと思います。
 「お母さん、あんたにトコトン付き合うことに決めた!」…そう息子さんに宣言して下さい。
 あと、不登校の子供さんはたくさんみえます…生きていけます…いえ、必死に生きておられます。
 大丈夫ですよ…。
 もし時間があれば、息子さんに仏教書を勧めてみてはいかがですか? もちろん、まずあなたが読んで良いと思われた仏書を ですが…。

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有り難し
おきもち

大変な苦しみですね
しかし周囲と同じくできない息子さんを認めるべきです
最も苦しいのは息子さんであり
お母さんが苦しむのはあまりよろしくありません

息子さんは生前からお母さんとは違う宿題を背負ってきてこの世に生まれています
ですからお母さんが思うように生きてほしいと思っていても
そうはならないのです

虐めにあっているという事だけで
学校に行きたくないという理由には十分です

何が足りないのでしょうか?
端的に言えばコミュニケーション能力ということになると思います。
人間は言葉や身振り手振り、空気感を巧みに使いコミュニケーションをとります
しかしこのどれかに不和感があれば周囲の意地悪な人間は虐めを働きます

わかりますか?
息子さんの精神的な部分はバランスを崩しています
学校に行くだけではこのバランスは整えられません

まず、家は第一社会、学校は第二社会と分けて考えてください
そして今この二つの社会だけでは息子さんを救い出す手段としては
足ら無いと言う事を事実が物語っています

親御さんは特に精神的な支えになるような
新しい第三社会を親がコーディネートしてあげますと良いでしょう
フリースクールでも良いですし信頼できるお寺さんに相談するのも良いでしょう
本人が興味を持ちそうな事に関する場所でも良いでしょう
そういった第三社会は教育の一環として親が用意するべきでしょう

そういった場所で自分が自身を持てるコミュニケーション技術や
精神的強さを養なうべきステージに居ると考えるべきです。

お母さんが泣いても何の解決にもなりませんよ?

信じて大丈夫
私も過去、息子さんと同じところから這い上がってきていますから

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有り難し
おきもち

山形のそれは小さなお寺の住職です。 私は子供の頃いじめられ、社会からドロ...
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