人の悩みを聞きすぎた時
これは私がというよりも、私の上司の悩みです。
上司は仕事でいろんなお客さんと接する事があります。
お仕事だけの話ならいいのですが(例えば、○○を作って欲しいという依頼を受けるなど)、お仕事とは関係のない相談をされることが良くあります。
例えば「部下が言う事を聞かない」「売り上げをもっと伸ばしたいけど良い案はないか」など。
いうなれば、そこの会社の社員でもないのに、社員のように相談される感じです。
上司は人の良い優しい方なので、ついついその悩みを真髄に受けて「どうしたら良いかな」と悩みます。そのせいで最近寝不足で体調も優れないと聞きました。
お客さんのお仕事とは関係ない悩みを解決して、結果良いものができる事もあると思います。
ですが、さすがに悩みを聞きすぎているようで、上司は疲れています。
このような時、どうアドバイスをしたらいいでしょうか。
私は少しでも上司に休んで欲しいし、仕事とは関係のない相談は切り捨てましょうと言ったりもしました。
人の悩みを沢山聞いているお坊さんに、このような相談をするのも申し訳有りませんが・・・
何かお言葉をいただけたらなと思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人で悩まないことです
責任感のある、優しい上司ですね。
でも少し心配ですね。
ケースバイケースですが、私の場合で幾つかお答えします。
先ずは、このハスノハにはたくさんのお坊さんが対応していますよね。
だから何とかやれています。
私一人では全てに答えられないのです。
ですから、上司一人で悩まないことです。
相談者に何か答えてあげたいなら、あなた達部下も上司と一緒に考えてあげてください。
3人寄れば文殊の知恵という諺もあります。
決して一人で悩まないようにお伝えください。
うつ病の原因になりますからね。
次に、やはり相談の制限は必要です。
ここも時間ごとに制限があります。
上司が相談を受け過ぎと感じたら、部下が止めてあげてください。
あるいは、相談者に上司の代わりに相談事を聞いてメモを取り、上司に余裕がある時にメモを渡してください。緊急の相談は別ですが。
そして、最後に大切なことは、相談者の話を聞き共感してあげるだけで良しとすることです。
私達凡夫は神でも仏でもありません。
完璧な回答などできるはずがないのです。
ですから、しっかり話を聞いて共感してあげる。
それだけでいいのです。
それをベースに置いてください。
その上で、もし何かアドバイスがあれば教えたらいいのです。
中には表面的な回答しかくれないとか、偽善者とか言われることもありますが、凡夫の私としては仕方のないことと割り切っています。
以上、思ったことを書かせていただきました。
何か参考になれば幸いです。
あと、家には極力相談事を含めて仕事を持ち込まないようにお伝えくださいね。
私も寝る前はハスノハの質問をなるべく見ないようにしています。見たら寝れなくなるので。
質問者からのお礼
聖章様
お忙しい中、お言葉をありがとうございます。
上司は男性で、プライドもあるのかなかなか部下にまで相談をしませんが、私も出来る限り知恵を絞って協力していきたいと思います。
状況を見つつ、相談されすぎていたら「今日はここまで」とストップをかけれるよう努めたいと思います。
どうもありがとうございました。