両親の看取りと遺品について
平成20年に母を25年に父を亡くした一人娘です。
母は20年間パーキンソン病で最後は寝たきりで、父も心筋梗塞を患い、私も実家まで2時間くらいかかるので、ヘルパーさんや訪問介護などとショートステイを利用してながら介護をしましたが、ショートステイ先で誤嚥肺炎をおこし救急搬送され、父と私の判断で人工呼吸器をつけませんでした。
父は胃癌でほとんど意識のないなか、「早く死なせてくれ」と言って意識朦朧でうわごとか本心かもわからなかったのですが、担当医と話しあって栄養剤の点滴をやめ2日後に亡くなりました。結果的にその言葉が私との最後の会話でした。
その後ずっと私が二人を殺したとの思いが消えません。
どうすれば、罪の意識が軽くなりますか。
その後、実家を処分しないといけないので、少しずつリサイクルに持っていったり、寄贈したりしながら両親の遺品を整理しているのですが、捨てるしかないようなものの山のようにあって、処分していると大切にしていた両親に申し訳なくなってきて、心が折れそうになります。
どのように考えれば少しは気が楽になるのでしょうか。
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あまり執着を持たないで。
まゆさん 長年ご両親を看護され、そしてお二人ともお亡くなりになられ、とても心淋しい限りとお察し申し上げます。
さて、まずはご安心ください。ご両親は寿命で亡くなられたので、決して、まゆさんが殺した訳ではありませんし、原因でもありません。そんな思いをいつまでもしておられることの方が、ご両親が悲しまれます。
親子娘1人の3人家族で、楽しいこともそうでなことも、いろんな経験をしながら家族で過ごされたことを思い出してください。それぞれの人生、その時その時が輝いていたのです。肉体はやがて朽ち果て無くなります。でも、その時の思い(意識・魂)は続いています。いつも、まゆさんと一緒にいたのです。もちろん今もです。
遺品の整理ですが、まゆさんが必要としないものは処分してください。まゆさんが必要でないものはご両親も必要としていません。まして過去の産物ですから、どなたも使えなものは、どなたも必要としません。
思い出として形が残っているだけですから、思い出を大切にして、不必要としないものは処分してもいいです。あまり執着を持つと、それが障害となりますので、できるだけテキパキと早めに進めましょう。どうしても、思いが残っていると思われるときは、魂抜(しょうぬき)というお祈りもありますが、それはご判断ください。
あとは、ご自身のペースで、ご両親のご供養をしっかりと行って頂ければ、また新たなまゆさんの人生が広がります。
質問者からのお礼
ご回答していただきありがとうございました。
私の思いを両親がそんなふうに思うなんて思ってもみませんでした。
母がお葬式の時に戻ってくるみたいな夢をよくみたり、両親が家の中が何もなくなっちゃったと嘆いてる夢をみたりしていたので、きっと私が悪いんだろうと思っていたので・・・
これからは、少し前を向いて頑張っていこうと思いました。
遺品も、一度にはなかなか処分しきれませんが、実家に通いながら少しずつ片づけていこうと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。