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お寺は敷居が高いと感じます

回答数回答 2
有り難し有り難し 42

京都や奈良のような有名で大きな寺がない県に住んでいます。
お参りして御朱印をいただきたいのですが、神社より敷居が高く感じます。特に小さなお寺は敷居が高く感じます。
どうしたらそのように感じなく素直にお参りできますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

すいません。

 すいません。それは僧侶や寺院のせいです。我々の責任です。ワシもたまに他宗のお寺にお参りに行くときには厳しい住職が出て来るのかビクビクするときはあります。本堂が開いてないときもありますので入り辛い時もあります。防犯のために行っていることも敷居が高いと考えられることの要因と思われます。
 上田紀行さんの講演会で、ある家出少女が夜、街を歩いていると一軒の寺院がありましたが、そこに入り、住職さんに相談しようとしたが、怒られるのではないか?お前は檀信徒ではないから。とかこんな遅くにと言われ、ベルを鳴らすのを諦めたそうです。そうしたら暫く歩くとキリスト教の教会があり、扉が開いていたので、開けて中に入り、暫く腰かけていると家に帰ろうと思ったそうです。
 この話から分かるようにやはり寺院は関わりが薄い人にとっては入りにくいところとワシは思い、もっと、寺院に親しみを持ってもらうように在家の人達と関わりを持つような活動をしております。その一環が坊主バーです。最近の若い僧侶の中には檀信徒以外にも関わりを持とうとすることを行っている人もいますのでそこから入ってみては如何でしょうか?きっと色々なご縁が待っていると思いますよ。

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お寺の敷居

Rika様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お寺の敷居は誠に高いですよね・・

もちろん、どこのお寺でもそうですが、例えば門の敷居は高いものです。ただ、最近は高齢化社会ということもあり、車イスの方のお参りにも配慮して、バリアフリーということで、高さのない敷居、敷居のない通用門を設置しているところも多くなってきているでしょうが、もともとお寺の敷居は高いものでございます。

実はこれには大切な理由があり、それは敷居が聖域と俗域との「結界」を示しているということでございます。

お寺は仏様・菩薩様方がおられる法域・聖域となるだけに、やはり特別に神聖な空間としての結界が張られます。

よくお寺には、「大界外相」や「大界内相」と書かれた石碑がございますが、それらが結界を示す結界石であり、山門に設けられていることもございます。

もちろん、俗と聖を分けるとはいえ、お寺の本来の意義としては、正法護持や仏法興隆と共に、仏法によって衆生の迷い苦しみを取り除いて、大安心へと導くということが大切となります。

「駆け込み寺」と言いますように、お寺、僧侶は、人々が苦しい時、困っている時には、やはり頼りにされるところでないといけません。もちろん、頼りにされるだけのことを対応できるように日々、研鑽して調える必要もございます。

その研鑽には、自己修養、日課勤行、掃除などもあり、また、法要、檀家参り等もあって、十分に参拝者に対応できない、留守の場合もございますので、そのあたりは少し心づもりをして頂けましたら有り難くに存じます。

とにかく、インターホンや呼び鈴があれば、そこでまずはご挨拶をされて、ご本尊様へのお参りの旨、御朱印を頂きたい旨をお伝えして、了承があれば、ご遠慮なくお入りになられて、お参りされて、御朱印を頂く際に少しなりともお話(簡単なご法話でも賜われると尚良いかと思います)もなされてみられたら良いのではないかと存じます。

またお寺によっては、御朱印のないところもございます。確実に御朱印が頂けるとなりましたら、霊場の札所であれば、ほぼ確実に戴けることでしょう。

お近くにあるかどうかは、是非、ネット検索して下さい。例えば、「○○県 霊場」「○○県 札所」など。

お寺、僧侶がより身近に感じて頂けることになりましたら誠に幸いでございます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

お礼が今頃になり申し訳ありません。
お答えくださりありがとうございます。
しかし今は、この質問をした時よりお寺が身近に感じます。
そして月に1〜2度は、お参りするようになりました。
これからもお寺にお参りに行き、自分が何かを行なうための意志をご本尊様に伝え、またお寺の庭などを眺め癒されたいと思います。

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