対処法を教えてください。
私は、今年、流産、死産を経験しました。
それからは、人と接するすることがとても怖くなりました。
人と会うと相手に傷つけられると勝手に思いこんでしまいます。
影で何を言われてるんだろう。
ばかにされているんだろうか。
笑い話のネタにされているんだろうか。
など、いろいろ考えてしまいます。
そんなことを思っていると、私は、心のなかで相手
を罵倒したり、ものすごい汚い言葉で相手を罵ります。
言葉には出しませんが、こんなことを思ったり、考えたりする自分がすごく怖いです。
でも、思ってしまうんです!
お坊様も黒い感情を抱いたりするんですか?
もし抱いたりしたときはどう対処しているんですか?
教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「慈悲」の滋養
マリー様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
流産、死産のことは、誠におつらいことでございます・・どうか水子御供養と共に、ご夫婦仲睦まじくに、心身ともに御癒しを賜りまして、流産、死産を乗り越えられていかれますことを祈念申し上げます。
拙生もまだまだ未熟なる一人間・・怒りや嫉妬、後悔、恨みや羨みなど、悪い感情を抱いたりしてしまうことがございます。
その際には、できるだけ「慈悲」の心を滋養していけるように心掛けるようにしております。悪い感情を抱いてしまった時こそ、「慈悲」を滋養するための良い機会であると考えています。
皆、私と同じように様々な輪廻における悩み苦しみのただ中にある。
どうか、私も皆も、全ての衆生が輪廻の苦しみを離れて、幸せになりますように、と。
「慈悲の瞑想」におきましては、日本テーラワーダ仏教協会さんの「慈悲の瞑想」や「慈経」が有名ですので、下記にご紹介させて頂いておきます。是非、マリー様も黒い感情を抱いてしまわれた時には、少し「慈悲」について思って頂けましたらと存じます。きっと少しなりにも黒い感情の退治に役立っていくのではないだろうかと存じます。
「慈悲の冥想 Metta Bhavana」
http://www.j-theravada.net/3-jihi.html
「慈経 Metta Suttam/※注意・パーリ語読み自動再生あり」
http://www.j-theravada.net/sutta/Metta_Suttam.html
「慈悲(四無量心) 」
http://www.j-theravada.net/pali/key-catu-appamanna-citta.html
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口 英俊様
お答えありがとうございました。
自分が幸せな時はこんなことをあまり相手に思ったりはしませんでしたが、自分が辛い経験が続くと、なぜ自分ばかりがこんな辛い経験を何度もしなければいけないのか、相手は簡単にいろんなものを手に入れてるのにどうしてこんなに望んでる私は手に入れられないのか。
川口様がいう『慈悲の心』を持つにはもう少し時間がかかりそうですが、相手への思いやり、優しさを少しづつ取り戻していこうと思います。
ありがとうございました。